CBC若狭アナがくだを巻く!『THE TIME,』中継に「取り扱い注意」なお酒が登場!
TBS系朝の情報番組『THE TIME,』の中継コーナーに、CBCテレビの若狭敬一アナウンサーが登場。三重県伊賀市から、ちょっと“困った”地元の名物を紹介しました。
この日、若狭アナが訪れたのは、1893年創業の「森喜酒造場」。129年の歴史がある老舗で、純米酒など一升瓶換算で年間2万本以上を製造しています。数ある商品の中でも人気なのが、純米吟醸「るみ子の酒」シリーズ。ラベルのイラストは、人気マンガ「夏子の酒」の原作者・尾瀬あきらさんの書き下ろしです。
でも、なぜ夏子ではなく、るみ子なのでしょうか?実はこのイラストのモデルは、同酒造場の先代の娘さんで、今は専務を務める森喜るみ子さんなのです。
いろいろあるシリーズの中でも「ちょっと困った名物」と呼ばれているのが「るみ子の酒 活性濁り生原酒」。るみ子さんによれば、このお酒は「元気が良すぎます」とのこと。ラベルに書いてある注意書きにも「予期せぬ事故を招くことがあり得ます」と何やらただならぬ説明が…。
若狭アナは「ドキドキするのですが…。ここで良くないお手本を見せます。何も対策せずに封を開けるとどうなるか!?」と、瓶を空に向け栓に指をかけます。するとポンッと音を響かせ栓が跳ね上がり、瓶の口からは酒があふれ出てきました。瓶を持つ若狭アナの手もびしょ濡れに。若狭アナは「あふれてきました!噴水(のように)!…。あれ?」と、反応はするものの、やや拍子抜けした表情。
「本当は、もうちょっと30センチ程、ブワッとくるということで…。結果的に困らなかったのですが、生放送的には困った感じになっています!」と複雑なコメントです。
お酒が勢いよく噴き上がる過去の映像を見ながら、るみ子さんに開封時にお酒が噴出する理由を聞きました。このお酒は酵母も栄養もそのまま瓶詰めしているので、瓶の中で二次発酵するそうです。一升瓶の中で酵母が生きているから、噴水や花火のように吹き上がるというわけです。
安全に飲むためには、事前にアイスピックなどを使ってフタを上から貫通。そのまま20~30分くらい待ってから開ければ良いとのこと。若狭アナは対策を施して開封された別の瓶を取り出し、中の酒をグラスに注ぎます。「朝からですが、いただきます!白く濁っています。マッコリに近い感じです。香りは甘いですが、味はすっきりしていますね。おいしいです!」と笑顔です。
番組後半の「おかわり中継」では、頭にネクタイを巻いて頬を赤く塗り、酔っ払い姿に扮装した若狭アナ。
「さっき噴射するって聞いたからがんばったのに不発だったのよ!もう一回、やっていいわけね!」と呂律の回らない口調でくだを巻いた後、「リベンジ~!」と勢いよく栓を抜きますが、良い音はしたものの、先ほどより少し大きいくらいの噴射に終わりました。思いのほか「安全な」中継となったのでした。
(3月21日(月)放送TBS系『THE TIME,』より)