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夏の魅力たっぷり「すいか割りルール」を知っていますか?

夏の魅力たっぷり「すいか割りルール」を知っていますか?
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【CBCテレビ チャント!金曜論説室】
※7月26日放送の「チャント!~金曜論説室コーナー」に基づく原稿内容です

例年以上に長いと感じた梅雨が明けると令和最初の夏本番。7月27日は「スイカの日」です。なぜこの日が「スイカの日」になったのか、その由来はとてもユニークです。

「スイカの日」由来は?

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スイカの皮の表面には、黒い縦じま模様がありますが、これを「綱」に見立てました。
スイカが出回るのは夏。そこから「夏の綱」。「な(7)つのつ(2)な(7)」→「727」→「7月27日」ということで、「スイカの日」が誕生したそうです。

すいか割りにルールあり

スイカというと、子どもの頃の「すいか割り」を思い出す方も多いと思います。
実はユニークな「すいか割りルール」があると知り、早速読んでみました。山形県「JAみちのく村山」のホームページに掲載されています。
ルールを認定したのは「日本すいか割り推進協会」で、今年で10回目を迎える「全日本すいか割り選手権大会」のルールとして作成したそうです。地元特産のスイカをPRしようと、スポーツ的なルールを作って「すいか割り」を全国どこでも楽しむことができる“競技”にする試みです。
※2019年8月4日(日)山形県尾花沢市の徳良湖松林特設会場にて開催予定

すいか割りの持ち時間は?

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「すいか割りルール」(日本すいか割り推進協会認定版)は全部で7条からできています。
競技場所は「どこでも楽しめる」スポーツとしながらも「砂浜または芝生の広場」を最適と紹介。
用具は「直径5センチ以内、長さ1メートル20センチ以内の棒」「目隠し用の手ぬぐいまたはタオル」そして、競技に使用するスイカは「日本国産」と明記しています。この「国産」がこだわりですね。
競技の進行は「持ち時間1分30秒」、サポーターも複数人参加できて「あっちだ」「こっちだ」と声かけは認められますが、スイカの真後ろに立って「自分の声のする方へ」という指示は禁止されています。

審判員に必要な知識と資格

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注目の判定は、「空振り」0点、「当たった」1点、「ひび割れができた」2~4点、そして「赤い果肉が見えた」5~10点と定められています。「ひび割れ」と「果肉が見えた」の判定はそれぞれ微妙で、判定する審査員の眼力が問われます。

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その審判員についての資格には高いハードルが設けられました。
5つの設問に3問以上答えられる人というのが審判員の条件です。ここでスイカについての知識が試されます。
問「一番甘い部分はどこか?」答「真ん中の部分」
問「水分はどのくらい?」答「85%~91%」
問「おいしい見分け方は?」答「しま模様がはっきり。叩くとやや濁った音」
問「種ってどのくらい?」答「400~500粒」
問「原産地は?」答「南アフリカまたはカラハリ砂漠周辺のサバンナ地帯」
審判員の条件ルールを認識することによって、スイカとの距離がぐっと近づきますよね。

果物の摂取量を増やそう

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ところで、最近の子どもたちは果物を食べる量が少ないという調査結果がまとまりました。文部科学省が発表した「学校給食栄養報告」によりますと、調査した2017年、学校給食1回分の「果物摂取量」は小学生が12.2グラム、中学生が15.3グラムで、望ましいとされる小学生30~35グラム、中学生40グラムという基準の半分にも満たなかったということです。

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スイカは豊富な水分量もあって「即効性のエネルギー源」「豊富なリコピン」そして「身体を冷やす」という効用があります。
いよいよ夏本番。スイカを食べて暑い夏を乗り切って下さい。

【チャント!「金曜論説室」より  by CBCテレビ論説室長・北辻利寿】

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