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京都「千本通」の名前の由来とは?道マニアが出題する“道クイズ”にミキが挑戦!

京都「千本通」の名前の由来とは?道マニアが出題する“道クイズ”にミキが挑戦!
CBCテレビ『道との遭遇』

ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は特別企画!YouTubeチャンネル「おもしろ地理」でさまざまな道を紹介している道マニア歴23年のかずまるさんが、とっておきの“道クイズ”を出題。ミキの2人が挑戦しました。

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【動画】波避け?海風避け?コンクリートで覆われている立派な構造物…北海道の国道に造られた理由はこちら【5分42秒~】

北海道ならではの構造物「パーキングシェルター」

CBCテレビ『道との遭遇』

道に詳しくなってきたミキに、かずまるさんがとっておきの道クイズを出題!

<問題①>
日本最北の村・猿払村(さるふつむら)を走る国道238号には、立派なコンクリートで覆われている構造物がある。その理由は?

(ミキ)
「波避け?海風避けとか」「海藻が飛んでくるんじゃない?」

(道マニア・かずまるさん)
「これは“パーキングシェルター”といって、豪雪地帯に造られる屋根付きの駐車スペース。猛吹雪から車を守るための、一時的な避難場所」

CBCテレビ『道との遭遇』

一般的に「覆道(ふくどう)」や「ロックシェルター」と呼ばれる構造物は、雪崩や落石から道路を守るため、山に多く造られますが、猿払村には海に近い開けた場所にあるそう。

猿払村の海沿いは特に風が強く、雪が舞い上がり視界が塞がれて危険なため、猛吹雪から待避する一時的な駐車スペース「パーキングシェルター」が設けられています。

国内では北海道の4か所だけに存在し、国道にあるのは猿払村を含めた2か所のみ。そこには駐車スペースだけでなく、トイレや公衆電話、道路情報板が設置されています。

道沿いに千本立っていた“あるもの”とは?京都「千本通」の名前の由来

CBCテレビ『道との遭遇』

続いては、ミキの出身地でもある京都にまつわる道クイズ。京都府文化観光大使を務める2人は、果たして答えられるか?

<問題②>
京都駅のすぐ西側を南北に走る「千本通」。この“千本”という名前の由来は、“あるもの”が道沿いに千本ほどあったからと言われている。その“あるもの”とは?お香・刀・卒塔婆(そとば)・竹林の4択から、「お香」と「刀」を選んだミキ。果たして…?

(道マニア・かずまるさん)
「正解は、卒塔婆」

CBCテレビ『道との遭遇』

北区の鷹峯(たかがみね)から、伏見区(ふしみく)の京阪淀駅あたりまでをつなぐ約17キロの「千本通」。そのルーツは平安時代、平安京の正面を南に伸びていた「朱雀大路(すざくおおじ)」。当時のメインストリートでしたが、徐々に廃れてその名は呼ばれなくなり、いつしか「千本通」と呼ばれるようになったそう。

その昔、千本通の道沿いには千本の卒塔婆が並び、それが由来となったと言われています。ではなぜ、それほどの卒塔婆が並んでいたのか?

(道マニア・かずまるさん)
「北一帯の船岡山(ふなおかやま)という地区に墓地のようなものがあり、死者を弔うため、卒塔婆が道沿いに千本立てられた」

CBCテレビ『道との遭遇』

船岡山周辺にはかつて、蓮台野(れんだいの)という死者の葬送地があり、毎日多くの遺体が運ばれたため、そこへ続く道の両脇には弔いで千本もの卒塔婆が立てられたと言われています。また、「千本通」の由来は諸説あり、千本の桜の木が並んでいたからという説もあるそうです。

かずまるさんが道にハマったルーツ

CBCテレビ『道との遭遇』

道路だけでなく、地理も大好きなかずまるさん。いかにして道マニアになったのか?ミキも気になるルーツに迫ります。ここで、ミキに知って欲しい地理の雑学を用意してくれました。

(道マニア・かずまるさん)
「岐阜県大垣市と、鹿児島県奄美市の地図を見ると、同じ市なのに分かれて離れている。こういうのを“飛び地”と言い、違う自治体と合併して飛び地ができた。こういった飛び地は、日本全国に100か所以上ある」

北海道には、日本一距離が離れている飛び地があるそうで…

CBCテレビ『道との遭遇』

(道マニア・かずまるさん)
「北海道の日高町(ひだかちょう)は、旧日高町と旧門別町(もんべつちょう)が合併して誕生したが、64kmも離れている。山側にある旧日高町から、海側にある日高町役場に行こうとすると、車で約70分かかる」

「日高町の人、怒るやろ、それ」と思わずツッコむミキ・亜生。合併時に、役場は門別町に、名前は日高町にと折り合いがついたそうで、かずまるさんは当時の合併評議会の資料で知ったと言います。

当初は、日高町と門別町の間にある平取町(びらとりちょう)も含めた3つの町が合併する方向で協議していましたが、行政的な理由で平取町が離脱。それにより、日本で最も離れた飛び地ができてしまったのだとか。

日頃から気になったものは徹底的に調べ、道路や地理への探求に並々ならぬ情熱を注いできたと言うかずまるさん。そのルーツは、バスの運転手だったおじいさんにあるそう。

CBCテレビ『道との遭遇』

(道マニア・かずまるさん)
「祖父が修学旅行でバスごと青函フェリーに乗って本州や九州へ行っていた。各地域の地図が家の倉庫に眠っていて、古地図や当時の地図を全部もらって読んで地図好きに。祖父が色んな場所に連れていってくれて、一日700km運転することもあった」

おじいさんも道が好きだったようで、孫であるかずまるさんもどんどんのめりこみ、地図が好きになったと言います。

過去の地図と今を比較したり、変化を発見したりするのが楽しいそうで、地図が好きすぎるあまり、小学生の時には空想の地図をよく書いていたと言います。

次週は、かずまるさんがさらに難しい道クイズを出題!果たして、ミキは答えられるのか…?

CBCテレビ「道との遭遇」2025年3月18日(火)午後11時56分放送より

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