ミキの昴生と亜生の2人がMCを務める『道との遭遇』。全国の道に特化したVTRをミキが様々な視点で楽しんでいきます。

今回はバイクで日本を2周したこともある道マニア歴25年の松村真人さんと、関西を代表する「阪神高速道路」を巡りながら魅力を深掘りします。

曲線が美しい！ダイナミックな急カーブ

（道マニア・松村真人さん）
「同じ阪神高速って名前でも場所によって造られた歴史とかテーマが違う。いろんな角度から見方を変えて楽しめる」

兵庫県神戸市と大阪の中心地に16もの路線が広がる阪神高速道路。その中からおすすめのスポット3か所を松村さんが厳選！まずは兵庫県の南部に位置する神戸市垂水区から大阪方面へ。最初に訪れたのは、阪神高速3号神戸線が急カーブしている通称「若宮カーブ」。この曲線美を外から眺めて楽しむのが良いと松村さんは言います。

（道マニア・松村真人さん）
「むちゃくちゃ格好良いんですよ。このダイナミックさが」

高速道路を海沿いまで伸ばすと道を造るスペースがないため、本線を山側へ逃がすという変わった形になっているそう。そのため道路が大きく曲がっているのだとか。また山や空など景観の邪魔にならないような側壁の配色も、松村さんにとってはたまらないようです。

もとは料金所！？改築されたパーキングエリア

続いて訪れたのは「南芦屋浜パーキングエリア」。この場所は2017年まで料金所でしたが、電子決済の普及を理由に撤廃。改築して2019年から休憩所として使われています。料金所を改築してできたパーキングエリアは、全国でも数か所しかないほど非常に珍しいと松村さんは言います。

そして松村さんのオススメは、道が伸縮するのを防いだり振動を吸収したりする重要な役割の“ジョイント”。車が通っていた場所を歩くことができるので、間近でビッグサイズのジョイントを見られる貴重な場所とのこと。さらにそのジョイントの先には、目の前すぐのところを走る高速道路が。

（道マニア・松村真人さん）
「10m先の高速道路を車が通るのが間近で見られる。まるでF1のピットレーンみたい」

さらに休憩所にある建物の中は、コンビニの自販機も完備。連日多くの人に利用される人気のパーキングエリアです。

未成が一番美しい！完成前の高速道路

最後に訪れたのは、人工の海上都市「六甲アイランド」。そこには阪神高速道路が完成する前の橋脚がズラリと並びます。完成する前の道路“未成道”を愛してやまない松村さんにとって、はずせない場所だと言います。

（道マニア・松村真人さん）
「今が一番美しいんですよ。完成したら普通の道路になっちゃう」

六甲アイランドから長田区までを繋ぐ14.5kmの高速道路「大阪湾岸道路西伸部」が完成予定で、今まさに大規模な工事の最中なのだとか。完成すると、長い間神戸の大きな課題となっている交通渋滞が大幅に軽減されると期待されています。造りかけの橋脚に開いている穴を見て、「（あれは）人が通れる点検作業用の穴」と村松さん。

あまりの知識の豊富さに、ミキの二人も「なんでも知っとるやん」と感心しっぱなしなのでした。

11月29日（火）午後11時56分放送　CBCテレビ「道との遭遇」より