『マヂカルラブリー』の野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校におじゃまし、今どきの“リアルな学校生活”を紹介する『マヂ学校に向かいます』。今回は、名古屋市南区にある『名古屋市立桜台高校』です。

この学校に通う生徒から、「ファッション文化科は、服飾に関することを専門的に学ぶことができます。ファッションショーや普段の授業の様子をぜひ取材していただけたらと思います」といったメールが番組に届き、マヂラブが向かいました。

名古屋市立の高校で唯一、ファッション系の学科を持つ『桜台高校』。『ファッション文化科』には、年に一度、生徒の手作りにより開催する本格的なファッションショーに憧れて入学する人も多いとか。マヂラブの二人が生徒たちを校門で待っていると、それぞれ自由な私服姿で登校。制服はありますが、コロナ禍になってからは換気が重要なため、冬場でも窓を開けることも多く、服装で体温調節がしやすいように私服での登校も認めているのです。

70年以上の歴史を持つ『ファッション文化科』。毎日行われる2時間以上の実習はハイレベルのようで、1年生でシャツやスカート、2年生でジャケットやワンピース、そして、3年生ではコートを製作します。 自分でデザインを決め、型紙を一から引いて作っていくのだとか。

村上が「おしゃれ学校の中のおしゃれ番長は誰？」と皆さんに聞くと、「インスタがめっちゃおしゃれ」という白黒ファッションが好きな生徒の“ゆっちゃん”との声が。また「スゴイと思う生徒は？」と尋ねると、「絵が上手すぎて、デザイン画、めっちゃ賞も取ってらっしゃる」とクラスメイトから敬語を使われた“夢実ちゃん”という生徒もいました。

おしゃれ女子が集まる『桜台高校ファッション文化科』。多くの生徒が、かつて見たことが入学のきっかけとなった憧れのファッションショー。コロナ禍により入場制限はあったものの、72回目となる今年も学校外からの観覧者を入れて開催しました。「古着を解体して、新しい服にする」という“SDGs”を意識したテーマのもと、行ったそうです。

マヂラブの二人は、ファッションショーの一部を見せてもらうことに。この日のランウェイは、校舎の廊下です。テーマ、構成、ウォーキング、音楽…、ショーのすべてを生徒たちで考え作り上げたそう。多彩な衣装や生徒たちがモデルになりきっている姿に触発され、野田もランウェイのウォーキングに挑戦して笑いを誘いました。

「ファッション文化科に入ってよかったと思うこと」を尋ねると、自分で型紙を書いて、母親にブラウスを作ってプレゼントした生徒や、将来、和服の道に携わりたいと思っていた生徒は、実際に授業で学べたのがよかったとか。また、将来の夢が見つかった生徒もいて、上手くいかない時などに先生方が手助けしてくれたように、自分もそういう存在になりたいと「私の将来の夢は、先生たちのおかげで家庭科の教師」と熱く語る生徒も。「充実している！という感じがすごくして。皆さんハツラツとされて、素敵な学校でした」と村上が締めた、今回の訪問でした。