マヂラブ野田“スジナシ”に挑戦! 愛知『春日井高校』創立時からある伝統の部活『演劇部』 生徒主導で愛知県代表に!
『マヂカルラブリー』の野田クリスタルと村上の二人が東海地方の学校におじゃまし、今どきの“リアルな学校生活”を紹介する『マヂ学校に向かいます』。 今回は、愛知県春日井市にある『愛知県立春日井高校』の『演劇部』です。
顧問の先生から「7年ぶりに高等学校演劇大会中部大会への進出を果しました。生徒の自主的な活動によって支えられてきた部活動です」といったメールが番組に届き、マヂラブの二人は学校に向かいました。
来年、創立60年を迎える春日井高校。演劇部は、創立時からある伝統の部活動です。今年12月に開催される中部大会に、愛知県代表として出場します。 体育館のステージでリハーサル中におじゃましたマヂラブの二人。 この日、演じていたのは、生徒たち自身が考えて練り上げた劇。例えば「お兄ちゃんだから」「男の子だから」…という、自分ではどうしようもない「だから」に向き合った作品です。
部員は1~2年生の24人。“役者”と“裏方”に分かれ、部が構成されています。
まず、役者の練習を拝見。大きな声を出すことや滑舌を良くする発声練習を見せてもらい、野田が挑戦してみました。かつて在籍していたNSC養成所時代を思い出しつつ、「あいうえお、いうえおあ…」と順に声を出していきます。部長からは「良かったと思いますよ」と一応お褒めの言葉。
続いては、演技力を高めるための練習の“エチュード”という即興劇をすることに。最初と最後のセリフだけを決めて、あとは自由に演じていきます。 「お花が咲いてる」「燃えちゃった」を決まりのセリフとして、養成所時代に散々即興劇をやってきたという野田と、2年生の部員2人で挑戦しました。 「ねえ、パパ、お花咲いてる」で始まったエチュード。それを受け、野田は何故かろくでもない父親役となります。サスペンスタッチで進んだ即興劇は見事「燃えちゃった」で締められました。野田との共演に「覚えてません、緊張で」と答えた部員2人ですが、貴重な体験になったようです。
そして、劇を完成させるためには裏方も重要。舞台監督に照明や音響など様々な役割があります。体育館のステージには、ホリゾントという照明設備も完備されていて、それを見た野田は「演劇部仕様じゃない? 体育館が」と設備の充実に驚きます。
小道具や大道具も部員の手作り。一つの劇をまとめ上げる“演出”も、もちろん部員が担当します。中部大会の出場を叶えた劇を担当した部員の演出を見せてもらうと、演技が終わった後、キャストを集めて「だめ出しとほめ出しをしていきます」と言い、具体性を持って明確に指摘。先生の演出ではなく、部員同士の向き合い方を見て「演出家と役者の関係がしっかりできている」とマヂラブの二人は感心しきりです。 それぞれが自分の得意とする役割を担い、全員で作品を作り上げているのです。
演劇部に入って良かったことを聞くと、「人見知りだったのが、自分から話しかけられるようになった」「自分にはない“誰か”になれるところがいい」という声が。 また、将来「ドラマや映画を作りたい」という部員はカメラマン志望で、村上がロケスタッフのカメラマンに「なるの、大変ですか?」と尋ねると、「簡単です。名乗った日からカメラマンです」とエールなのか?そんな答えが返ってきました。 かたや、マヂラブの二人は、演出志望の部員に将来自分たちに関わる可能性もあることを見越して、「分かるよね、君がキャスティング権を得ることがあった時にはね」となにげに圧力をかけ、笑わせたのでした。