「一番センター大島がマスト!」平田良介のタブーなき質問攻めに竜・大島洋平も思わずタジタジ!?

「一番センター大島がマスト!」平田良介のタブーなき質問攻めに竜・大島洋平も思わずタジタジ!? CBCテレビ『サンデードラゴンズ』

【ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』】CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)

大型連勝できるかドラゴンズ

残り試合40試合を切り、そろそろスパートをかけたいドラゴンズ。負け越し数が2けたを超える今、世の中の大型連休同様、なんとか大型連勝をモノにしたいところ。8月中にひとつでも借金返済を行い、勝負の9月を迎えて欲しいと願うドラファンは多い。それには生え抜きで優勝経験のあるベテランの力が必要不可欠。今週のサンドラは、現在控えに甘んじているものの、スタメン復帰を虎視眈々と狙う、竜のヒットメーカー・大島洋平外野手へインタビュー。今シーズンは主に代打の切り札としてチームを支えるベテランに、かつてチームメイトであった平田良介さんが迫った!

かつての同僚だからこそ

CBCテレビ『サンデードラゴンズ』

インタビュー前、サンドラディレクターから“2人は仲良しなんですか?”という訳の分からない(?)質問に声を揃えて

「仲悪いッス」

と約束通りの返しで始まったインタビュー。お互いドラゴンズが黄金色に輝いていた2010年代に主力として活躍。球団史上初のリーグ連覇や近年の低迷期を味わうなど、長年にわたり苦楽を共にした。2023年3月18日、バンテリンドームで行われた平田さんの引退セレモニーでは大島選手が労いの花束を渡すなど、2人の絆は深い。

そんな仲だからこそ、他ではなかなか聞けない、いや聞くことができない、平田さんだからこそ聞けるナイーブな質問を大島選手は真摯に答えた。

今、どんな感じですか?

CBCテレビ『サンデードラゴンズ』

最初の質問としてはあまりにも抽象し過ぎていて、大島選手が苦笑するほど。あまりにも省略しすぎだろ?とツッコミが入りそうな場面だったものの、平田さんは何も気にせず、現在の調子について質問した。

大島選手「調子はねぇ…まあ、あまり良い悪いとか気にせずにここ何年かやっているので、自分がベストな状態で試合に出られるよう、毎日コンディションを整えています」

スタメンと代打の違いは?

CBCテレビ『サンデードラゴンズ』

次に平田さんが切り込んだのは、今年大島選手に与えられた“代打”というポジションについて。昨シーズンまで12年連続100安打以上を放ち続けたにも関わらず、ベンチを温め続けることについて大島選手は何を思っているのか。

大島選手「(うーんと言い、しばし考えながら答える)代打とスタメン、違うのは違うけど、なるべく自分では変えないようにやっているし、(監督から)言われたところで良い状態に入れるように準備はしています。ただ全然結果は出ていないけどね」

今シーズン、本人が言う通り、満足する結果が出ているとは言い難い数字しか残っていない。8月12日終了時点、代打の成績は51打数8安打2打点、打率.157。スタメン起用時は57打数13安打2打点、打率.228と、稀代のヒットメーカーでありながらわずか21安打しか放っていない現状に満足いくはずがない。

2000本安打を記録した大島選手でもやはり途中出場での打席でのバッティングはなかなかタフなものなのだろうか?

大島選手「まあ難しいと言えば難しいけど、いずれにしても打たなければいけないわけで。難しいとは考えず、代打の1打席の時も、スタメンでの3打席の時も同じように、その中でどうやって打てるかを考えながらやっていますね」

力が衰えたから試合に出られない?

CBCテレビ『サンデードラゴンズ』

これは平田さんだから聞ける禁断ともいえる質問か。今年11月で39歳を迎えようとする中、バッティングの調子が思ったように上がってこない状況に外野からの声は手厳しい。そんな声を拾い集め、平田さんは大島選手に何食わぬ顔でぶつけた。苦笑しながら答える大島選手。

大島選手「そこまで劇的に力が落ちた感じはしないけど、10年前と比べたら“落ちたな”と思うところはあります。でも日々トレーニングを積み重ね、落ちないよう心掛けてやっています」

球界でもハードワークな練習で有名な大島選手だが、今では身体のコンディショニングを一番に考え、トレーニングの質・量ともに考慮しているようだ。ただし、しっかり準備して試合に臨む気持ちは、今でも何ひとつ変わっていない。スタメンで登場する際、多くのお客さんからの大歓声に感謝し、勇気づけられているという大島選手。だからこそ期待に応える結果を見せたいという気持ちは人一倍強い。

常勝時代と今を比べて何が違う?

CBCテレビ『サンデードラゴンズ』

最後の質問はこれまたなかなかのタブーもの。生え抜き野手では唯一優勝を経験しているベテランだからこそ感じる常勝時代と今の違いとはいったい何?

大島選手「ボクが入って優勝した時(2010、2011年)とかは、中堅とかベテラン選手が多かった。野球を知っている選手が多かったし、グラウンドの中に監督が何人もいるみたいな感じの中で野球をやっていましたね。今は野球を知らない選手が多い」

8月11日終了時点、リーグ首位を走る広島カープの野球を見ても、ドラゴンズが常勝チームと呼ばれていた時と似た“野球の巧さ”がある。勝負どころではみんなでつないで一点をもぎ取る野球、守備の時のここぞという時の球際の強さでビンチを救う姿。バンテリンドームだからこそ、守って勝たなくてはいけないわけで、今一度“ドーム野球の原点”に立ち返ることが必要なのではと大島選手は話す。

そして締めのインタビューとして、平田さんから大島選手への期待を述べた。

CBCテレビ『サンデードラゴンズ』

平田氏「それはもちろん、スタメンで出る大島さんですよ!1番センター大島洋平がマスト!」

現時点、チーム本塁打王の細川成也選手、チャンスの強い、オルランド・カリステ選手、そして復調著しい岡林勇希選手と、外野陣に入り込むのはなかなか容易ではない。しかしチームが勝つためには、大島選手の力が必要だと信じる平田さん。なかなか連勝ができず一進一退を繰り返すドラゴンズには大島選手のような酸いも甘いも知り尽くした切り込み隊長が必要なのかもしれない。

自力優勝が消えた今、目標はCS出場となるAクラス入りか。毎試合熱心にバンテリンドームへ足を運ぶファンのためにもベテランが先頭に立って、全力を尽くして欲しい。目標のない秋を迎えるのだけはまっぴらゴメンだ!

がんばれ大島洋平!
がんばれドラゴンズ!
燃えよドラゴンズ!


竹内 茂喜

オススメ関連コンテンツ

あなたにオススメ

RECOMMENDATION

エンタメ

ENTERTAINMENT

スポーツ

SPORTS

グルメ

GOURMET

生活

LIFE