大野雄と根尾昂の対決構図!?侍ジャパン・吉見一起投手コーチが立浪竜の開幕ローテを大予想
【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム
このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい!との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
2月18日の放送回で共有したいトピックスは“ドラゴンズ黄金時代のエース”で現・侍ジャパン投手コーチの吉見一起さんによる立浪竜の春季キャンプ徹底取材企画。吉見さんが選んだ逆襲のキーマンへの直撃取材や開幕ローテーションの大予想に加え、3月に行なわれる侍ジャパン強化試合のメンバーに選出された松山晋也投手への期待感についても語られた。
まずは、吉見さんが内野、外野、リリーフ、先発の4つのポジションに分けて選定したキーマン、題して『吉見“カズ”キーマン2024』のトピックスから・・・
内野手“カズ”キーマンは中田翔
「長打。試合を決める一打がある」と吉見さんが内野手のキーマンに挙げたのは中田翔選手。「少々甘いボール球でもヒットゾーンに弾き返す。投げていて嫌なバッター。(練習では)左ピッチャーの時、右方向を意識している。ただ単に振り回すのではなく、しっかりと意識を持って練習している」と春季キャンプの取り組みを評価していた。中田選手への直撃取材の内容は以下。
吉見氏:いろいろ考えながら、工夫しながらバッティングをしているみたいですね。
中田選手:第3クールに入ったくらいから、しっかり逆方向の当たりを意識しながら(取り組んでいる)。1日でバッティングが崩れるという怖さも何回も経験していますので。そうならないためにも1球1球意識しながらというのを心がけてやっています。吉見さんがキーマンに選んだ?もう全力で取り組みたいと思います!
外野手“カズ”キーマンはブライト健太
吉見さんが外野手のキーマンに挙げたのはブライト健太選手。「少し厳しい言い方になりますが凡ミスもたくさんある。それでも期待を抱かせてくれる選手」と評価。ブライト選手への直撃取材の内容は以下。
吉見氏:プロに入って「これはやっていけるな」と思った部分と、逆の課題は見えてきましたか?
ブライト選手:バッティングの調子が良い時は、ある程度対応ができるなと思ったんですけど。調子が崩れると対応ができなかった。そういうところを改善していかなければいけないなと思いました。将来性とか言っていられないので、とにかく結果を求めてやっていきたいと思っています。
リリーフ“カズ”キーマンは清水達也
吉見さんがリリーフのキーマンに挙げたのは清水達也投手。「去年、侍ジャパンに招集して他(他球団の代表入りした)のピッチャーにもひけをとらないピッチャーだと思いました」と実際にコーチとして接して感じたレベルの高さを評価。清水投手への直撃取材の内容は以下。
吉見氏:今回のキャンプでテーマにしていることは?
清水投手:毎日ブルペンに入っていることが初めての試みなんですけど、長い期間、毎日入っていると悪い時や疲れが出てくる時に、いかにすぐ修正できるかというところを心がけています。
先発“カズ”キーマンは高橋宏斗
吉見さんが先発のキーマンに挙げたのは「日本のエース。ドラゴンズのエース」と言わしめた高橋宏斗投手(※「高」は「はしごだか」)。「球界トップレベルのボールを投げているのはWBCでみんなが知るところ。去年は負け数が多かったですけど(7勝11敗)、試合はしっかり作れていた」と高く評価。高橋宏投手への直撃取材の内容は以下。
吉見氏:去年、1年間フルで投げて課題とか「これはやっていけるな」と自信を持てたことは?
高橋宏投手:課題は1年間投げ続けることの難しさであったり、体力の無さはすごく感じました。「こうやったら抑えられる」というのはわかったので、良い所をどんどん試合で出していきたいと思います。
吉見氏:開幕投手は?
高橋宏投手:もちろん狙っています!
吉見氏:1年間全うして、11月(のプレミア12)待っています(笑)
高橋宏投手:結果で選ばれるように頑張ります!
吉見一起による開幕ローテ予想
吉見さんが開幕ローテで予想したのは2通り。
1通り目は柳裕也投手が開幕を務め、高橋宏投手からメヒア投手の順番でスワローズとの開幕カードを戦い、ホームに戻ったジャイアンツ戦の初戦を小笠原慎之介投手。2戦目に大野雄大投手もしくは根尾昂投手を挙げ、3戦目に梅津晃大投手とした。
2通り目は高橋宏投手が開幕を務めるパターンなのだが、その際は開幕カードの2戦目が小笠原投手、ホーム初戦が柳投手とするもの。この2通りの人選と順番には深い意味が含まれていた。吉見さんが語った開幕ローテ予想の全貌は以下。
―開幕投手を柳投手と予想した理由は?
吉見氏:柳投手は安定感があります。高橋宏斗投手もエース級ではあるんですけど、軸はやっぱり柳投手かなと思うので。
―投球フォームの変更に取り組んでいる高橋宏投手は開幕カードに間に合う?
吉見氏:十分間に合うと思います。
―高橋宏投手が開幕投手を務める可能性は?
吉見氏:これは大いにあると思います。ただそうなった時は柳投手が開幕カード2戦目に投げるのではなく、バンテリンドームの初戦になると思います。(その理由は)高橋宏斗投手のストレートは球界トップクラスの速さ。そうなると翌日の投手のストレートが少し劣って見えるといいますか、打ちやすくなるという情報を聞いたことがあったので。そうなると左ピッチャーの方がいいのかなと。
―開幕5戦目は大野雄投手と根尾投手が競う?
吉見氏:ここはみんなで争うと思いますけど、今頭ひとつ抜けているのは大野(雄大)投手かなと。根尾投手も2月17日の練習試合で好投しましたから、ここは勝負をして奪い合ってほしいですね。
―開幕6戦目は梅津投手で有力?
吉見氏:梅津投手はローテーションに入ると思います。翌週の木曜日に試合が無いのでうまく回しやすいのかなと。(故障明けの梅津投手の登板間隔も空けられる?)そうですね。
侍ジャパン初選出の松山に期待すること
3月に行なわれる侍ジャパンの強化試合メンバーにドラゴンズからは石川昂弥選手と松山晋也投手が初選出。侍ジャパンの投手コーチを務める吉見さんが松山投手の選考理由と期待感を語った。
吉見氏:選考理由は素晴らしいストレートを投げることと(バッターに)向かっていく気持ちですね。ナチュラルに動くストレートが強みになる。起用は7回、8回になると思います。
イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。 頑張れ!! 外野手キーマンのブライト健太選手
今週のサンドラを観た感想・・・。吉見さんが外野手のキーマンとしてブライト健太選手を挙げたのが筆者は個人的に嬉しかった!ブライト選手は今回の沖縄春季キャンプが1軍スタートでしたが、途中から2軍の読谷組に。イチファンとしては怪我が理由でなかったことに安心しつつも熾烈な外野手の定位置争いから外れてしまったことは残念でなりませんでした。それでも吉見さんが「凡ミスもあるが期待感は大。声と元気で盛り上げるのも高評価」と話されていたように1軍にいてほしい存在。ここから開幕までに猛アピールで結果を出し続け、這い上がってくれることを期待しています!
(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)