爆笑!憲伸・山井ノーヒッターコンビから、名将落合博満監督に危険な球を投げた男が今明かされる!
CBCテレビ野球中継「燃えよドラゴンズ」燃えドラch
川上憲伸×山井大介SP編
引退したばかりの山井大介さんが燃えドラch初登場!川上憲伸さんとノーヒッタートークコンビを結成だ!引退試合を見に来たドラゴンズOBが野球中継風に実況・解説をしてくれたそうで…ウラ話満載です!
昼夜逆転の日々
今回は惜しまれながら現役生活20年でピリオドを打ち、来季から二軍投手コーチに就任した山井大介さんをゲストに迎え、川上憲伸さんと現役時代の思い出話を語った!まずは憲伸さんお得意のジョークから!
川上『本当は29年ぐらいやりたかったんじゃない?』
山井『やりたくないです!』
あらためて山井さん、現役生活20年、本当にお疲れさまでした!
引退登板を終えての今の心境はいかがなものでしょうか?
山井『正直言うと、寂しいのともうゆっくり寝られるというのが波になっている感じですね』
現役生活終盤はファーム暮らしが長かった山井さん。
起床は朝早く、5時30分起きの毎日が続いたという。
一軍時とは異なる昼夜逆転の生活。
さぞかし慣れるまで苦労が続いたに違いない。
川上『最近はしっかり寝ている?』
山井『逆に夜更かししていますよ!』
引退後、早起きの必要が無くなり、今では午前0時過ぎてもスマホを見て、肩凝ろうが何も心配ない毎日を過ごしていると語る山井さん。命の次に大切な右肩の状態を気にしなくなった安ど感は相当なものでしょうね!
泣かないと誓った引退試合
そんな山井さんの引退試合を憲伸さんはどのような思いで見守ったのか、気になるところだ。
川上『ボクは見ましたよ!大ちゃんがマウンド上で泣くのかなと期待していたけどね。あんまり泣いてなかったね』
山井『絶対泣かんとこうと思ってたんですよ!引退会見とかも。というのは、涙とか鼻水出た時に拭くものを持っていなかったんですよ』
川上『みんな持ってないでしょ?』
山井『みんな準備してますよ!鼻とか垂らしたら…』
川上『それがエエやんか!』
どうしても涙を見せまいと思った山井さんはずっと上を見つめ、凌いだという。
川上『実際当日は試合でマウンドに上がっていく感じなのか、どうでもいい感じなのか、どうだった?』
実は憲伸さん、あれほどの実績を残しながら引退試合を行っていない。
2015年にドラゴンズを退団する際、引退試合を打診されたものの現役続行を模索。それから2年の月日が経ち、2017年シーズンが始まる直前に引退表明をしたため、引退試合せずマウンドに別れを告げている。そのため、山井さんはどんな心境だったのか尋ねたのだろう。
山井『打たれようがフォアボールだろうが一人だけと対峙するわけじゃないですか。楽しんで終わろうと思ってました。でもだんだんめっちゃ緊張してきて』
相手は首位争いをしているスワローズ。
投げるからには抑えたいというピッチャー本来の闘争心がムズムズと沸いてきた山井さん。
川上『最後に160キロぐらい投げて、クビにしたことを後悔させたろかとの思いも若干あったやろ?』
川上さんのド直球の問いに山井さんは本音を明かす。
山井『めっちゃ、あったっす!』
まだ現役に未練があったことをのぞかせた山井さん。
いやあ!正直でよろしい!
川上『実際、143キロ出てた?』
山井『そうですね。今年ファームでのMAXが142キロでしたから』
川上『なぜかバンテリンドームで投げると少し速くなるもんね!あの数字を見て、おそらく他球団の関係者も見ていて、“ちょっと待て!”と思った人もいるんじゃない?でも辞めると言ってしまった以上なぁ』
起用いかんではまだまだ十分に通用するであろう貴重なるベテランの力。
引退するのはまだ早かったのではないかと思うのは私だけではあるまい。
豪華解説入りのサプライズ動画
ところで山井さんは憲伸さんが引退試合当日、ドームへ来ることは知っていた?
山井『憲伸さんが来られることは聞いてなかったですね。岩瀬さんは聞いていたんですよ。吉見も試合前に会ったので、その二人は分かっていたのですけど、憲伸さんがおられるのは分からなくて』
試合終了後、憲伸さんは山井さんが投げている動画を送ったそうだ。
それも岩瀬さん、吉見さんを交えた豪華トリプル解説入りのサプライズプレゼント!
山井『“次、変化球ちゃうか!!”“スライダーから入るやろ!!”とか、そんな実況が入っていて、すごい面白かったですよ!』
その動画を見て、憲伸さんがドームにいると分かった山井さん。
川上『そらまあ、“行きます!”と言うのもおかしいやんか』
可愛い後輩の最後のマウンド、そりゃあ何があっても駆けつけますよね!
近すぎるのも考えもの
さぞかし引退試合当日には家族、親族、そして友人ら、今まで応援してきてくれた多くの関係者が山井さんの“最後の晴れ姿”を目に焼き付けるためにバンテリンドームへ足を運んだことでしょう。山井さん、この日だけはしっかりとマウンドから応援する面々を確認する余裕があったのかな?
川上『家族とか試合に呼んで、プロの一軍のマウンドに上がって、“あそこにいる”とか一回も確認したことなかったでしょ?ヒーローインタビューとかは別で』
山井『ボクは何回か…というのも招待券の席が決まっているので。でもあまり見ないようにはしていましたよ。でも試合終わってからかなぁ』
川上『オレはね、プロ野球という世界はなんだかんだ言って他を見れるほどの余裕はなかったんだなと思ってね』
山井『それはそうですね。たまに試合前から来て、ネット沿いの前の方まで来て…』
ネット沿いという言葉を聞くや否や、憲伸さんから飛び出したのは、
川上『神宮球場!』
観客席からネット越しにあるブルペンの近さはいまや12球団一!
現役時代、応援の声、汚いヤジ、色々と耳に入ったようだ。
山井『ブルペンでセットポジションに入っている時に、“おい!山井来たよ!”とか呼ばれて、今ごめん!としか言えなかったですよ!』
川上『オレもね、ブルペンでラスト10球ぐらいの時、知り合いの先生が、“憲伸くん憲伸くん!”と呼ばれて、次投げる球種忘れちゃってさあ。今度は写真を撮ろうとしていて、それを見たら、ずっとセットの態勢を続けとかなアカンやん!と思ったりね(笑)。だから神宮はあんまり好きじゃなかったよね』
最後は恒例のイジリで締める!
山井『神宮は結構気を使いますよね。ブルペンで暴投したらアカンとか』
暴投という言葉でまたまたスイッチが入った憲伸さん。
川上『神宮ってさあ、なんであれだけ(ブルペンで)暴投がいくのかなぁ』
かつて神宮球場でリリーフとしてブルペンで準備していた憲伸さん。暴投したボールが三塁側のブルペンからなんと一塁ベンチまで転がった経験があったとか。
川上『まるでパチンコ球みたいにコロコロコロとね!』
山井『あれは恥ずかしいですよね』
川上『一回、東京ドームで小田幸平とキャッチボールしていたら、なんとウチのベンチの落合監督が座っているところにガツンと入っていったことがあった』
一番投げてはいけない恐ろしい場所だ!
始まりましたよ!恒例の小田さんイジリ!(笑)
山井『小田さんが暴投して?』
川上『明らかに捕れないボールを投げてさ、誰か向こうにおるんかなと思ったぐらいでね、試合中に。それ以来、場所が逆になってオレが外野側から投げたんだけどね。そしたらエキサイトシートってあるじゃん。今度はそこに(小田さんの投げたボールが)入っていった。そこからよ、それ用の防護ネットができたのは』
山井『ウソやん!』
はい!ウソです!(笑)
川上『観客が皆、グローブ持って構えていたもん!』
山井『ガハハハハ!』
最後はしっかりと小田幸平イジリで場を締めた憲伸さん!
お後がよろしいようで(笑)
(竹内茂喜)