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史上最悪の被害「伊勢湾台風」 当時の映像の“カラー化”で見えてきた真実とは・・「伊勢湾台風60年 色と記憶」

1959年9月26日に東海地方を直撃した伊勢湾台風では死者5098人、負傷者約は3万9千人。その後、災害対策基本法の制定や全国の堤防を整備する契機となるなど「日本の防災の出発点」になりました。
しかし、60年が経過して体験者も減り、その記憶も薄れつつあるのが現状です。

そこで、私たちは白黒のフィルム映像を最先端のAI技術によってカラー化することで、体験者には鮮明な記憶を呼び覚ましてもらい、若い世代には「本当にあった現実」として実感してもらい、「備え」の重要性を訴えたいと考えました。

60年前の1959年は、皇太子のご成婚をはじめ経済成長に活気づく日本の姿があった。しかし、その年の9月に直撃した伊勢湾台風は、名古屋市南部を飲み込んだ。港の貯木場のラワン材が多くの人々の命を奪った。

その様子を写したカラー写真が2019年、初めて見つかった。CBCは筑波大学の人工知能科学センターと契約を結び、見つかった写真の色も取り込み、所蔵する白黒フィルムをAI技術でカラー化することに成功。その惨状が改めて胸に迫ってくる。その映像には、今の子どもたちも息を飲むことに・・。

【受賞歴】第61回科学技術映像祭「文部科学大臣賞」

CBCテレビ 2019年12月30日放送
「伊勢湾台風60年 色と記憶」

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