“5年の余命宣告”‥35歳の女性が「ヘルプマーク」に求めた「社会とのつながり」と「今を生きる」想いとは? 音声番組 ラジオドキュメンタリー
三重県四日市市在住の小崎麻莉絵(こざき・まりえ)さんは、余命宣告を受けながら、「ヘルプマーク普及活動」に奔走しています。
2014年に、骨髄異形成症候群という血液の病気で5年の余命を告げられた麻莉絵さんは、療養生活を経て2017年から社会復帰したことをきっかけに、
「外見からは病気や障害を持っているとわからないけれど、援助や配慮を必要としています」と周囲に知らせるための「ヘルプマーク」の普及活動を始めました。
「ヘルプマーク」は、2012年に東京都が一部地下鉄に標示を導入したことから始まりましたが、全国的な普及には及ばず、2017年に全国共通のマークとなりながらも、2018年では、19都道府県にとどまっていました。
東海三県では、麻莉絵さんらの普及活動により、岐阜に続いて三重・愛知と導入が相次ぎました。
取材当時の2019年3月、1都1道2府32県で導入されていたヘルプマークは、令和2年10月31日現在、1都1道2府41県で導入されています。
その普及活動を追いながら、病気になってはじめて麻莉絵さん自身が感じた想いや、活動を通して出会った人々の想いをつづり、「ヘルプマーク」に重なる
麻莉絵さんの「生きる」を描きます。
語りは、麻莉絵さんが幼い頃から通っている地元の子どもの本屋さん「メリーゴーランド」の店主・増田喜昭さんにお願いしました。
*2019年4月に放送された番組です。
2019年 日本民間放送連盟賞 準グランプリ
2019年 日本民間放送連盟賞 教養部門 最優秀賞
2020年 放送文化基金賞 奨励賞
マリエさんのブログ
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プロデューサー 森合康行
構成・ディレクター 森理恵子
取材協力 太田哲太郎
音響・録音 奥野賢司 橘高良政 神谷宙希
使用楽曲 後藤浩二“NOW I SMILE”
朗読 いのこ福代
語り 増田喜昭(メリーゴーランド)
出演 小崎麻莉絵
特別協力 谷川賢作
谷川俊太郎