広島県福山市の福山城は、8月28日で築城400年。これに伴い、「令和の大普請」と呼ばれる大規模改修工事を行いました。『ゴゴスマ』の「列島生報告 今日はダレなんサー」では、RCC中国放送の田村友里アナウンサー現地から生中継。リニューアルを迎えた福山城の姿を紹介しました。

石井亮次アナが呼び掛けると、田村アナはアメコミヒーロー「バットマン」の衣装を着て登場。「なぜ、私がこんな格好をしているか、理由を説明します！実は福山市が今、かなり、熱いんです！」と話します。「蝙蝠」と「山」をかたどった市章のデザインが「バットマンに似ている！」と話題になり、今年2月、福山市はバットマンの舞台の架空都市「ゴッサム・シティ」と友好都市提携を結ぶことに！現在、街の各地でバットマンのロゴが点灯されるなど、コラボが盛り上がりを見せています。

コスプレで盛り上がりを伝えた田村アナですが急に衣装を脱ぎ始めます。福山城の上空からの映像に切り替わり、「福山城は、8月28日に築城400年を迎え、リニューアルオープンします！令和の大普請と呼ばれる大規模改修工事により、江戸時代往時の姿を完全再現！今、お城の周りでは、リニューアルオープン記念イベントに向け、急ピッチで準備が進められています！」と説明します。

ここからは「ふくやま芸術文化財団」学芸員の皿海弘樹さんが登場。福山城の一番の見どころを聞かれた皿海さんは、「ぜひ、見てもらいたいのが福山城の北側！全国唯一のものがあります！」と話します。福山城を築城したのは譜代大名の水野勝成。福山藩は10万石ですが、「西国鎮衛」として有力な外様大名たちへにらみをきかせるために築城されたため、平山城としては全国最大級の規模を誇ります。

田村アナが「全国唯一のあるもの、ヒントは『黒』です！」と話すと、スタジオの石井アナは「バットマン？」と答えますが、残念ながら不正解。カメラが城の北側を映すと、黒い鉄板で覆われています。日本築城史上初で唯一の造り「天守北側鉄板張り」です。福山城は地形的に北側にお堀が作れず、敵軍の大砲から天守を守るために、1階～4階までの城壁を鉄張りにしました。

今回のリニューアルでは、鉄の質感も当時のまま完全再現。残された古い写真や他の城の調査を行い、当時の鉄板との比較検証などを行いました。サビの色や鋲が打たれた形まで、しっかり表現されています。一部、スペースが白く空いているところは、27日に福山城ゆかりの方々が最後に鉄板を張って完成とのこと。　月見櫓にはライトアップでバットマンを思わせる仕掛けもあるとのこと。リニューアルした福山城を訪れた際には、ぜひ探してみてください！

（8月26日（金）放送 CBCテレビ「ゴゴスマ」より）