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出雲駅伝、ジャーナリストが優勝候補の本命を語る

出雲駅伝、ジャーナリストが優勝候補の本命を語る

大学駅伝シーズンの幕開けを告げる「出雲駅伝」が、今年も近づいてきました。10月6日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、スポーツジャーナリストの生島淳さんを迎え、「大学駅伝初戦・出雲駅伝」をテーマに、大会の特徴や注目校について話を聞きました。聞き手は西村俊仁アナウンサーです。

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今年から午前スタート

出雲駅伝は1989年に創設され、毎年「スポーツの日」に島根県出雲市で開催されます。大学三大駅伝の中では最も歴史が新しく、出雲、全日本、箱根と続く駅伝シーズンの第1戦です。

今年の出雲駅伝は10月12日、スポーツの日の午前9時10分にスタートします。これまでは午後に行なわれていましたが、暑さなどの気象条件を考慮し、今年から午前のスタートに変更されました。

出場するのは、前回の箱根駅伝でシード権を獲得した10校を中心に、各地区の代表校やオープン参加のチームなどを加えた22チームです。

短いけれど難しい

出雲駅伝の大きな特徴は、全6区間、45.1キロという距離の短さです。全日本大学駅伝は8区間、箱根駅伝は10区間で争われるため、出雲は三大駅伝の中でも特にスピードが求められる大会となっています。
出雲大社をスタートし、出雲ドームでフィニッシュするコースで、最長区間でも10.2キロ。

生島「ある程度トラックのスピードがそのまま活かされる設定になってるんですね」

西村「ハーフマラソンとかを普通に走れるようなランナーの皆さんたちが、6人でほぼフルマラソンぐらいの距離を走るっていうことは、圧倒的にスタミナじゃなくて、スピードだよねっていうことですよね」

一見すると、長距離を走る選手にとって短いから楽に見えますが、実際そう簡単ではありません。
夏の大学駅伝チームは、夏合宿などで長い距離を走り込み、じっくりと脚を作ります。中央大学では42キロ走を行なうこともあり、朝の練習などを含めれば1日に50キロ以上走る日もあるといいます。月間走行距離が800キロ程度に達することもあります。

練習を終えて10月を迎えると、今度は一気にスピードを上げる必要があります。生島さんは選手から、「この時期にスピードを戻すのはなかなか難しい」と聞くそうです。
走り込みによる疲労が残っているケースもあり、特に1年生にとっては、スピードと持久力の両方が求められる出雲駅伝への対応は簡単ではありません。

生島「意外に短いけど難しい駅伝だなという風に思っています」

優勝候補の本命と対抗は

では、今年の優勝候補はどこなのでしょうか?

生島さんが本命として名前を挙げたのは早稲田大学。注目選手として、1年生の増子陽太選手、U20世界選手権3000メートルで銅メダルを獲得した本田桜二郎選手、2年生で日本選手権5000メートル4位の鈴木琉胤選手らを挙げました。 さらにアンカーには工藤慎作選手が入ると予想。

早稲田大学の花田勝彦監督からは、これまで指導してきた中で「実業団よりも強い、1番強いチーム」と聞いていると明かしました。

西村「花田監督は実業団の監督経験、コーチ経験も相当ありますもんね」

生島「その時よりは今の早稲田の方が強いっていう風に言ってましたね」

対抗として挙げられたのが中央大学です。トラックの5000メートルの上位選手の平均タイムで見ると、早稲田大学とほぼ互角。ただし、中央大学は昨年から箱根駅伝を大きな目標に据え、長い距離を走る練習に重点を置いてきました。そのため、出雲駅伝に向けてどこまでスピードに切り替えられるかがポイントになります。

中央大学の藤原正和監督も、早稲田大学について「火力」が強いと表現し、その勢いに対抗できるかが勝負になると話しているそうです。 

その他の注目校

もちろん、優勝争いは早稲田大学と中央大学だけではありません。 3連覇を狙う國學院大學、前回の箱根駅伝を制した青山学院大学、留学生を擁する創価大学なども注目校です。

生島「いずれにせよ6区間しかないだけに、1つのミスが致命傷になることもあります」

長い距離への対応力を重視してきたチームがスピードを発揮できるのか。それとも、トラックでのスピードに秀でた選手をそろえるチームが一気に抜け出すのか。大学駅伝シーズンの初戦ならではの見どころです。

10月12日に行なわれる出雲駅伝は、全日本大学駅伝、そして箱根駅伝へと続く長いシーズンのスタートライン。各大学が夏の走り込みからどのように仕上げてきたのか、そして今季最初の大学駅伝を制するのはどのチームなのか。

まずは「スピード駅伝」ともいえる出雲で、各校の現在地に注目です。
(ランチョンマット先輩) 
 

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