熊野の冬の郷土料理!お正月前には全国から注文殺到の「さんま寿し」!三重県熊野市でなりゆきグルメ旅
CBCテレビ(東海エリア)で夕方放送の報道情報番組【チャント!】。
アフロヘアーがトレードマークの副島淳くんがリポートする、金曜日の人気コーナー『なりゆきアフロ』は、東海地方の市町村を巡り、出会った人に聞いた「町の美味しいもの」をその場所へ行って味わう“なりゆきグルメ旅”。今回は、三重県熊野市を旅します。
全国から注文が押し寄せる、熊野の冬の味「さんま寿し」
大自然に恵まれた三重県熊野市は、世界遺産・熊野古道をはじめとする歴史と文化を受け継ぐ町。
まずは熊野の漁師町である、遊木町(ゆきちょう)へ。
早朝に漁が終わり、船の片づけをしている漁師さんにリサーチします。
この日、定置網ではシマアジとカンパチのこどもが取れたそうですよ!
では、聞いてみましょう。
海の男!漁師さんが思う「町で一番美味しいもの」は?
答えは「さんま寿し」。
「めちゃくちゃ美味い!そこの【ハマケン水産】で食べられるよ」とのことで、
漁師さんの「絶対うまいよ!」という言葉にテンションが上がります!
見つけました、【ハマケン水産】。
取材交渉をすると、「マスクはしっかりしてね。美味しすぎて、アゴが落ちるよ!」と言われた副島くん、
自信の逸品をいただけるということで、テンションMAXです!
副島くんが訪ねた遊木町は、昔からサンマ漁が盛んな“サンマの町”。
冬になると北海道から南下し、脂が適度に落ちて身が締まったサンマが水揚げされます。
それを酢漬けにして握った寿しは、“昔から伝わる、熊野の冬の郷土料理”。
聞くと、北海道のサンマは脂がのりすぎて向いていないそうで、ここ数年サンマが獲れない状況が続いていますが【ハマケン水産】ではふるさとの味を守るために宮城からサンマを買い付けて作っているのだとか。
副島くん、初めての『さんま寿し(450円)』をいただきます。
「すごい!美味い。しっとりしていて、酢飯との相性が抜群!ハマる味」。
このお寿司づくりを支えるのは、40年つくり続ける【ハマケン水産】のお母さんことOさん。
もともと熊野では、それぞれの家庭で作って食べるもので、
お嫁に行くときは、「さんま寿しができないとダメ」と言われていた程のよう。
お正月も絶対、さんま寿し!みな40~50本も作るのが当たり前だったそうで、
地方発送を行っている【ハマケン水産】では、毎年12月29日と30日で3,000本もの注文が入ると言います。
まさに”熊野の冬の味”!ごちそうさまでした!!
(11月26日(金)「チャント!」より)