次世代の医療従事者を目指す女子高生たち 看護師・助産師を目指す一人一人の個性
愛知県弥富市にある愛知黎明高校。学科は普通科と看護科の2つ。5年の一貫教育により最短で看護師を目指せる学校です。
新型コロナウイルスで医療従事者への注目が高まる中、その卵たちは今、何を思っているのでしょうか。お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが3年生のもとへ“向かい”ました。
パンサー向井さん:
「こんにちは~!すごい女子ばっかりだ(笑)どうですか?このクラスの雰囲気は」
風岡さん:
「みんな明るくて、とても元気が良いクラスです!」
パンサー向井さん:
「元気そうな感じはするね、みんなね(笑)」
まずは、看護師を目指す理由を聞いてみると…?
蔵重さん:
「父の姉が看護師で『安定するし、収入いいよ』って(笑)」
綱川さんも、「身近な人と同じ仕事」として看護師を目指しています。
綱川さん:
「私は母子家庭で、母は自分と弟を育てながら看護師の資格を取りました。2人を1人で養えるくらいの経済力が魅力的だと思いましたし、今まで育ててくれた母に大人になってから恩返しができればいいなと思っています」
パンサー向井さん:
「間近で見てる分、大変さも分かるよく思うんだけど、それでもやっぱり看護師の仕事を?」
綱川さん:
「母は家では『大変だ』って言ってるんですけど、『今日患者さんにありがとうって言われてうれしかった』とか話してくれるので、やりがいもあって楽しい仕事だと思えました」
看護科には、助産師を目指す生徒も多数。
仲林さん:
「小4の頃に10歳の“2分の1成人式”っていうのがあって、そこで助産師さんが来てくれて話を聞いて、なりたい!ってその時思いました。2回出産に立ち会ったことがあって、そこで助産師さんの対応とかを見て、赤ちゃんも好きだし、やっぱりなりたいと」
この学校には、看護科ならではの「ある伝統」が…。
牧野さん:
「宣誓式という式がありまして、キャンドルを持ってナイチンゲール誓詞をみんなで読み上げます」
ナイチンゲール誓詞を全員で唱和し、決意を新たにする3年生の行事。毎年5月に行ってきましたが、今年は新型コロナウイルスのため、9月に延期されたそうです。
看護師を目指し、日々勉強に励むこのクラスの特徴は、「一人一人の個性が強いこと」。中でも、亀山さんはこの2週間前、ジャニーズに人生で初めてドはまりしたそうで…。
亀山さん:
「親にも言ってないんですけど、Snow Manの阿部亮平さんに…。クラスにいるプロの“ジャニヲタ”の浅田さんにジャニヲタのいろはについて色々聞かされて、ある時、Snow Manの公式YouTubeを見たら、出会ってしまいました(笑)」
ちなみに、そのクラス随一のジャニヲタだという、浅田さんの推しメンは…?
浅田さん:
「ジャニーズJr.の青木滉平くんです。応援するのが楽しいんです(笑)」
続いて、向井さんが看護師の仕事を体験。授業で使う機械を使って、聴診器で“体内の音”を聴いてみると…。
パンサー向井さん:
「本当に呼吸の息吸うくらいの音なんだね。結構かすかな…薄い呼吸の音くらい」
注意して、正常な音と異常な音を聞き比べます。
パンサー向井さん:
「………確かに苦しそうな呼吸の音がする。これを聴診器で聴き分けなきゃいけないんだね。これはすごいわ…」
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、次世代の医療従事者を目指して、日々勉強を続けていた愛知黎明高校看護科の皆さん。
そんな明るくて頼もしい彼女たちに向井さんは…。
パンサー向井さん:
「皆さんが看護師でいてくれるんだったら、安心できるなと思いましたね」