適切なアドバイスとやり方でぐんと成長可能!小学生が野球上達&俊足になりたい!
毎週月~金曜日の夕方にCBCテレビで放送している情報番組【チャント!】。毎週水曜日の人気コーナー『全力!お助けちゃん』では毎回、何事にも全力で取り組むBOYS AND MENの平松賢人が視聴者の方から寄せられたお悩みをサポートしています。
今回は、小学生が頑張った傑作選!
野球が上手くなりたいHくん(当時小学1年生)と、足が速くなりたいSくん(当時小学3年生)のお悩みを、それぞれスペシャルな助っ人を迎えて平松くんが全力でお助けしました。
■野球が上手くなりたい!
お兄ちゃんの影響で野球を始め、将来はピッチャーになりたいHくん。
『ボールのコントロールを良くしたい』『遠くへ投げられるようになりたい』という2つの希望を叶えるため、なんと!元中日ドラゴンズ投手で、引退後はドラゴンズでピッチングコーチを務めた朝倉健太さんが指導してくださいました。
まずはピッチングに大切なボールのコントロールを確認。朝倉先生が見つめる中、数球投げるHくんですが、1球もストライクゾーンに入りません。
「軸足(右投手の場合は右足)を曲げずに投げてみて」と朝倉先生。
その一言でコントロールが激変!先生曰く、軸足が曲がっていると目の位置がブレてしまい狙いが定まらないのだとか。
さらに「投げたいところにグローブで照準を合わせて」とのアドバイスを受けてもう1球投げると…一発でストライク!その後もストライク連発するHくん。1つ目のお悩みは解決です。
続いてのチャレンジは『ボールを遠くへ投げたい』
当時1年生のHくんが体力測定で出した記録は18m。しかし、この記録に納得はしていません。目標は27m!
まずは軟球で塁間23mに挑戦しますが全く届きません。そこで朝倉先生から2つの助言が。
1:ボールの軌道を高くするため「グローブをはめた手を上に」
2:よりボールに体重を乗りやすくするため「軸足で助走をつけて」
この2つを意識して投げてみると…飛距離がグンと伸びて21.2mに。
その後も練習を重ねますが、なかなか目標の27mには届きません。疲れもあって徐々に飛距離も落ちてきたため目標を24mに変更。
朝倉先生からは「走りながら高く投げてみて」とアドバイスをもらい、助走をつけ高い軌道を心がけて投げること数球目。
これまでで一番高い軌道となったボールの記録は24.8m!見事に目標をクリアです。
≪あれから8カ月≫
小学2年生になったHくんは、中学2年生のお兄ちゃんと堂々とキャッチボールをするほど上達していました。
■足が速くなりたい!
足が速くなって「学校で1番になりたい!」と話すSくん。現在はクラス30人中25番目くらいだそう。
そこで、スポーツの家庭教師『フューチャーキッズ』の加藤翼先生に助っ人をお願いしました。
指導の前に、Sくんの今の実力を見るためタイムを計測。
体育館のスペース上40mを走ってみると、小3男子の平均は約8秒(※50mの平均10.00秒を40mで単純計算)ですが、Sくんのタイムは9秒06。平均よりやや遅めのようです。
まずは、走るフォームを確認するため、正面と横からスマホで動画を撮影。改善点がわかりやすくなるので、スローで撮影するのがおすすめです。
撮影した動画を見た先生から、アドバイスを2つもらいました。
1:腕を横に振るのではなく「走る時はヒジを後ろにまっすぐ大きく振ること」。こうすることで脚が高く上がるようになるのだとか。
2:「足は走る方向にまっすぐ向けること」。走るのはジャンプの繰り返しなので、なるべく踵を上げるイメージで脚を真下に勢いよく着くと良いそうです。
いよいよトレーニング。
速く走るためには、自分の脚を思い通りに動かすことが大切。今回は練習用のラダー(梯子のようなもの)を地面に置き、踏まないようになるべく早くつま先で走ります。※地面に線を引いて行ってもOK
フォームの矯正にはタオルを使用。Sくんのおへその辺りにタオルを回し、先生が後ろからタオルを引っ張りながら支えます。おでこが前にくるように前傾姿勢になり、その場で走ります。しっかり腕を振ることがポイントです。
正しいスタート姿勢も教えてもらいました。
後ろ脚になる方の踵をしっかり上げて体を少し前倒に。前後の脚をどちらにするかは個人差がありますが、背伸びをして前に倒れた時に支える脚が軸脚とするのが走りやすいそうです。また、手と脚が一緒にならないように注意すること。これが正しいスタート姿勢です。
こうして練習すること1時間。ママに見守られ、再びタイム計測です。
記録は8秒59。少しですが見事にタイムを短縮できました!
≪あれから半年≫
小学4年生になったSくん。「今の目標は50mを10秒以内で走り切ることです!」と元気いっぱいにメッセージをくれました。
適切なアドバイスでグンと記録を伸ばすことができそうです。「野球が上手くなりたい」「足が速くなりたい」というお子さんはもちろん、お子さんへのアドバイスに悩む親御さんも参考になさってくださいね!