スマホNGで貸与PCはYouTube不可…次世代のリーダーを育成!中高一貫校・海陽学園のココが凄い
トヨタやJR東海など約80社が寄付金を出し合って、愛知県蒲郡市に設立した、中高一貫教育の男子校・海陽学園。
ナゴヤドーム約3個分の敷地内に12棟の寮が並び、全校生徒が生活する全寮制です。
通学時間ゼロのメリットを活かした、豊富でムダのない授業スケジュールが特徴で、これまでの卒業生810名中、東大に60名、京大に23名、計83名が合格。まさに未来のリーダー達が集まる学校へ、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが“向かい”ました。
パンサー向井さん:
「近代的な建物ですねぇ。うわぁ…(はるか遠くを指さし)向こうまで学校って言うことですよね。すごいぞココは…」
学校の広さや、その只ならぬ佇まいに、ただただ圧倒される向井さん。教室では5年生(高2)理系クラスの生徒8人が待っていてくれました。
彼らは全国の高校生が科学の力を競う「科学の甲子園」の愛知県予選優勝メンバー。海陽学園は過去に2度全国優勝を果たしている名門で、今回のメンバーも様々な分野のオリンピック日本代表候補に選ばれる秀才揃いの生徒達です。ちなみに全員が愛知県外から。
パンサー向井さん:
「なぜこの学校に入学したんですか?あと、寮ってどういう生活なの?」
百々くん:
「全寮制で興味が沸いたので。(自由度が少ないことも)考えたんですけど、24時間友達といられるのは楽しそうだなって。寮では夜8時から勉強の時間があって、高校生はそれが10時半まであり、11時に消灯です」
パンサー向井さん:「11時消灯…」
生徒達は朝6時40分に起床。授業は高校生で8時間あり、マンガやゲーム、携帯電話の使用は禁止。中1から高3まで一緒に暮らすことで対人関係を学びます。
齋藤くん:
「全寮制は同級生と切磋琢磨し合いながら日々過ごすことができ、僕がこの環境を選んだ一つの大きな要因です」
立岩くん:
「甘えん坊で親に頼って過ごしていたので、12歳の時に『そろそろ自立しないとな』と…」
パンサー向井さん:
「12歳で思う?そんなこと(笑) 将来の夢とかすごく気になるんだけど、何ですか?」
立岩くん:
「人と関わる仕事をしていきたいので、その中でやりがいがあり社会の役に立つ職業として、医師になろうかと思っています。周りにお医者さんの息子が多くて学ぶことはあります」
中村くん:
「将来の夢は、はじめに言うと無いんです。どんどん時代が変わっていて、何十年後には無い仕事も沢山あると思い、そんな中で夢を決めることに意味が無いんじゃないかなと。例えばZOZO創業者の前澤友作さんはすごい方ですけど大学を出ていなくて。何が成功かまだ分からない時代なので、色んな方向に興味を持って、ゆっくりと夢を見つけていきたいです」
続いて、約800人が収容できるという食堂へランチに。生徒たちは朝昼晩と三食を共にします。ちなみに年間にかかる費用は、授業料や食費など全てコミコミで約280万円です。
パンサー向井さん:
「実家とかに帰れる時あるの?」
山田くん:
「いわゆる長い休みの時は帰れます。夏休みや冬休みは普通の高校より長いです」
百々くん:
「僕ら、祝日も授業があるので、その代わり祝日分を休みにくっつけてます」
ちなみに寮の部屋は完全個室で、風呂・トイレは共同。テレビは1つの寮に1台のみ…。
パンサー向井さん:
「スマホゲームはしてもいいんでしょ?」
山田くん:
「スマホがダメなので預けないといけないです。寮でも使えなくて、外出時だけOKです」
また、ノートPCが学校から生徒1人に1台ずつ貸与されていますが、YouTubeなどには、つながらないようになっているという徹底ぶり。
未来のリーダー達を育成する海陽学園。その厳格なルールや、集う生徒達の意識の高さなどに、圧倒されっぱなしの向井さんなのでした…。