男女比96:4でどう“出会う”か…名門サッカー部ある四中工の男子たち 活路をインスタに見出す
創立57年の伝統校、三重県立四日市中央工業高等学校。
最も有名なのが、3度の全国制覇を果たし、元グランパスの小倉隆史さんや、海外で活躍する浅野拓磨選手らを輩出した、名門・サッカー部。
しかしそれ以外にも、水球やウエイトリフティングなど、全国大会常連のクラブがたくさん!
ちなみに全校生徒の96%が男子生徒です。
今回は、在学中に溶接やボイラーといった資格が取得できる「機械科クラス」へ、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが“向かい”ます!
うわぁ…男しかいない。
パンサー向井さん:
「製図室って書いてある。みんな何か書いてるわ。(教室に入って…)こんにちは!うわぁ…男しかいない。華やかさゼロ!(笑)」
やってきたのは、製図検定試験に向けて勉強中の機械科クラス(3年)。
実はこのクラスには、全国レベルの活躍をする生徒が何人もいるそうなんですが…。
パンサー向井さん:
「ここはサッカーの強豪校って聞いたんですけど、サッカー部の子っています?(何人かが手を挙げ…)あぁ結構やっぱりいるね!」
サッカー部の部員は、総勢100人以上
サッカー部の部員は、総勢100人以上。全部で4チームに分かれ、トップチームに昇格すると、レギュラーへの道が開かれるそう。
パンサー向井さん:
「ちなみに、トップチームの子いるの?」
サッカー部 鐘ヶ江くん:
「レギュラーでセンターバックをしています。(Q.将来は?)サッカーをやっている以上は、プロサッカー選手を目指しています」
パンサー向井さん:
「ここの卒業生でも、小倉さんとか浅野選手とか……(生徒がザワザワし出す)。あれ?なに?」
サッカー部 鐘ヶ江くん:
「浅野選手の弟が…(と指さす)」
浅野選手の弟
サッカー部 浅野くん:
「弟です!7人兄弟です」
パンサー向井さん:
「お兄ちゃんと同じ学校になんで?」
サッカー部 浅野くん:
「憧れて入りました。今は家族のグループLINEで『今どこどこにいるよ』って自慢げな海外の写真が…」
ウエイトリフティング全国大会で6位 森くん 思わぬ悩み
パンサー向井さん:
「強い部活で言うと、ほかに有名なのって、ウエイトリフティング?」
ウエイトリフティング部 森くん:
「この前の全国大会で6位に入賞しました。バーベル130キロぐらいはあげられます。ちゃんと練習をしていれば、記録は伸びてくるんで」
指導者でもあるお父さんの影響で始めたウエイトリフティング。しかし森くんには、思わぬ悩みがあるとのこと…。
ウエイトリフティング部 森くん:
「腕相撲がめっちゃ弱いんです。(ウエイトリフティングでは)腕の力はいらなくて、あまり。脚の力であげるみたいな感じなんで」
腕相撲でどうしても勝ちたい相手 モトバイク選手 大庭くん
そんな森くんが、腕相撲でどうしても勝ちたい相手が、バイクレースで日本トップクラスの成績を誇る大庭くん。
モトバイク選手 大庭くん:
「親がやっていた影響で5歳から始めて、125CCでは一番速い結果を出しました」
パンサー向井さん:
「この学校ではそういう部活ないよね?」
モトバイク選手 大庭くん:
「ないです。放送部に入ってます。放送部が一番楽しいです(笑)」
全日本クラスの腕相撲対決…。
ある意味で全日本クラスの腕相撲対決…。
結果は運動部の面目躍如、ウエイトリフティング部森くんの勝利でした。
文化系の部活動もスゴい
ここで向井さん、男女比96:4の四中工で、どうやって女子と出会うのかが気になり、聞いてみると…?
森田くん:
「僕はインスタグラムで探します。彼女もインスタでカワイイなと思って、そこから会って」
パンサー向井さん:
「すげー!そういうSNSで出会ったことある子は?(何人かが挙手)マジで!?普通のことと言えば普通のことなんだね」
スポーツの強豪校というイメージがある四中工。しかし文化系の部活動もスゴいようで…。
ロボット研究部 部長の原くん:
「ロボット相撲大会というものがありまして、去年は全国高校生大会でこのクラスの平野くんが自立型の部で全国3位、僕がラジコン型の部で全国4位でした。」
“ロボ研”の部室に向かってみる
向井さんが“ロボ研”の部室に向かってみると、マシンを整備している生徒が…。
ロボ研 部長の原くん:
「怖いことがあって…、ちょっとプラスマイナスを間違えると、燃えちゃうんですよ」
使うのは、モーターだけで6万円もするという精密マシン。日本で3位となった実力を見せてもらうと、ものすごい超高速で土俵上を移動!
すべて部員たちのオリジナル
パンサー向井さん:
「えー!思ってたのと違う(笑)こんなスピーディーなの?」
ロボット相撲とは、土俵の外に相手を押し出す「メカ同士の格闘技」。時には力比べ、時には相手の動きをかわすなど、奥がとても深い競技。
ロボットを動かすプログラミングから、相手の動きを読み取るセンサーの設計、ボディの製作まで、すべて部員たちのオリジナルなんです。驚くことに、手に持った敵役のマシンを土俵上に投げると、自動で追いかけていきます。
パンサー向井さん:
「そういうコトね!こんなスゴいレベルの物を作ってるんだ、みんな」
ロボ研 市川くん 入部のきっかけ
ロボ研 市川くん:
「(Q.入部のきっかけは?)中学1、2年生のころに図書室に行ったらおススメの本の中にロボット相撲の話があって、それで興味を持って」
パンサー向井さん:
「実際に入部してみてどうだった?」
ロボ研 市川くん:
「あの…物語に出てくるのがみんな『人型』だったんで、ちょっと思ってたのと違うなと(笑)」
そんな部員たちに、将来の夢を聞いてみると…。
ロボ研 武田くん:
「リアルな動物のロボットを作ってみたいです。生き物に対してはアレルギーがある場合がありますけど、ロボットだったらそんなこともないので」
触れ合って感じたこと
四中工にお邪魔した、パンサー向井さん。今回高校生たちと出会い、触れ合って感じたこととは…?
パンサー向井さん:
「強豪の部活動って聞いて、やっぱりスポーツを想像していたんですけど、スポーツ系の部活も当然そうですし、文科系の部活の子も結局アツさみたいなものは全く一緒。本当になんかスポーツっていう感じがしましたね。」
四日市中央工業高校機械科の皆さん、ありがとうございました!