何年たっても忘れられない、心に強く残っている旅の思い出はありますか？街ゆく人に、心に残る“思い出旅”を教えてもらい、CBCの松本道弥アナウンサー（以下、松本アナ）がその旅を再現する「教えて！アナタの東海３県思い出旅！」。今回は、大迫力の滝に雄大な夕焼け、そしてパフェと自然とグルメを堪能する旅を再現しました。

常滑の海でピクニックに、鬼ヶ城で夕日！それぞれの思い出旅

ルールは、街ゆく人に「○○で、○○しました」と旅の思い出を教えてもらい、その中から一つを選んで再現すること。

さっそく名古屋市中区の繁華街、大須周辺で聞き込みを開始です。大須商店街へ向かう女性2人組の思い出旅は、今から2年前の高校生の時に行った「常滑の海でピクニックをしました」です。

（女性）
「砂浜の上に大きい木が置いてあった。（そこで）おしゃべりや写真を撮った」

友達と初めての遠出は、少し大人になった気分を味わった旅だったとのことでした。

続いて、旅行好きの親子の思い出旅は「熊野市で夕日を見ました」です。熊野古道や滝を楽しみ、鬼ヶ城で夕日を眺めたあと、帰りにパフェを食べたという思い出でした。

（親子）
「（Q夕日はどこで見た？）鬼ヶ城。鬼の石（岩）からすごく海がきれいに見える。絶景を家族で見た」

滝の名前は分かりませんが、近くに赤い建物があったこと、そしてパフェは熊野市駅周辺で食べたとのことでした。

滝と赤い建物はどこにある？まさかの東海三県圏外に…。

松本アナが再現する旅に選んだのは「熊野市で夕日を見ました」です。絶景とグルメがそろった王道旅だったことが理由です。まずは、三重県熊野市に移動し、旅の行程である「滝」の情報を集めるため地元の情報誌などがある商店街の書店へ。

（女性）
「（Q熊野古道で見た滝で、赤色の神社が近くにある場所は？）那智。那智の滝、和歌山県」

一発で情報を得るも、まさかの和歌山県と東海三県圏外…。しかし、旅の行程ということで和歌山県那智勝浦町へ移動しました。

熊野那智大社の中にある「那智の滝」は、大自然に囲まれた石畳を歩いて約5分の所にあります。落差が約133mある、日本三名瀑の一つです。赤い建物は、滝の近くにある那智山青岸渡寺にある三重の塔。この旅を教えてくれた親子が後日送ってくれた写真も、間違いなくこの那智の滝でした。

滝の次は「鬼ヶ城の夕日」ですが、那智の滝から鬼ヶ城まで車で約１時間かかります。この時点で時刻は午後5時、撮影日の日の入りが午後６時８分なのでギリギリ！午後6時に到着し、鬼ヶ城に駆け上がりましたが、残念ながら夕日には間に合わず。しかし、美しい夕焼けを見ることができました。

地元女子高生に人気の店「ローゼン」で思い出のパフェを発見！

最後は「熊野市駅周辺で食べたパフェ」です。お店を探すため、駅近くの商店街で聞き込みをします。

（男性）
「（Qこの近くでパフェが食べられるカフェがあると聞いてきたがある？）この商店街を 1本中に入った道にある、ローゼン」

駅周辺でパフェが食べられるとしたら「ローゼン」という店じゃないかとのこと。念のため、他の人にも確認すると「ローゼンには、女子高生がよく入っていく」という情報を入手。ローゼンに甘いスイーツ系のメニューがあるのは間違いないことが判明しました。さっそくお店に行ってみると、外の看板にはパフェのメニューが書いてあります。取材許可をもらい、お店一推しのチョコパフェを注文しました。

（店主）
「そんなにお客さんがこないので、フルーツも全部付けている」

フルーツ盛りだくさんのチョコパフェは、昔ながらの懐かしい味。この辺りでパフェが食べられるのは「ローゼン」だけとのことで、無事に大須で出会った親子が5年前に行った思い出旅をコンプリートできました！この秋の思い出旅の参考に、ぜひ行ってみては？

CBCテレビ「チャント！」9月22日放送より