最近ひじが痛む。加齢から?それとも病気?

年齢を重ねると身体のあちこちが痛くなってきますが、その痛みが病気によるものなのか、加齢によるものなのか悩んでしまい、病院に行っても治るのか気になるところ。10月30日放送の『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、心療内科本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生が、ひじの痛みに悩む50代男性からの相談に回答。聞き手は北野誠と氏田朋子、シンガーソングライターの河原崎辰也です。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く農作業や釣りが原因?
今回、番組へ寄せられた相談を紹介します。
「数か月前から右ひじのあたり、前腕、上腕に痛みがあります。手の甲を上にして何かを持ち上げたり下げたりする時に痛みを感じます。
同じ動きでも手のひらが上の場合はそれほどでもありません。右利きです。
350mlのコーヒーボトルなど、それほど重さがないものでも痛みます。
きっかけは畑作業でくわを振った、草抜きで右手で草抜き道具を使った、手押しの芝刈り機を使った、ルアーフィッシングで竿を振った、これらのどれかだと思います。
ただ、どの動きもこの10年継続しておこなっているもので、この痛みは加齢の痛みなのでしょうか?それとも、どこかを痛めているのでしょうか?
毎晩風呂上がりに薬を塗っていますが、改善していません。とても悪くなることもないのですが、どうすれば良いのでしょうか。トミー・ジョン手術でもすれば良いのでしょうか?」(Aさん)
まず「テニス肘」を疑う
可能性が高いものとしてまず「テニス肘」を挙げる吉田先生。
ひじの外側で筋肉と骨をつなぐ腱が損傷している症状で、名前に「テニス」とついていますが、草抜きや料理、工具を使う仕事などでもよく起きる症状とのこと。
手首を支える筋肉が問題で、物を握る時はグラグラしないよう前腕の筋肉が働きますが、その筋肉の一番端がひじの外側につながっていて、そこが痛くなる症状。
そのため、ひじを激しく動かさなくても、道具を握って支えるだけで腱に負担がかかってしまい、草抜きや釣りでもテニスひじになってしまうとのことです。
ただ、神経の圧迫や首の病気でも腕が痛くなることはあり、必ずしもテニスひじと断定はできないため、吉田先生は「必ず整形外科で診察は受けていただきたい」とアドバイス。
今までと同じ作業でもつらい
Aさんの場合は手のひらの向きで痛さが変わるとのことですが、これはなぜなのでしょうか?
「これはよくあること」と前置きし、手の向きによって支える筋肉の働き方が変わるために痛みが変わると説明する吉田先生。
手の甲を上にして何かを持って重みで手首が下がる際、それに抵抗する筋肉が働きます。この筋肉はテニスひじの痛みの筋肉と同じ。
腱が痛みに敏感になると、軽いボトルでも痛むことがあるため、注意が必要とのことです。
また今までとは変わらない作業をしているのに、なぜ今、痛くなるのでしょうか?
残念ながら中高年になると、負担に耐えられる身体の状態は10年前とは異なります。
年齢とともに腱は老化しやすく、筋力などが回復する余力は小さくなってきます。
本人はいつもと同じと思っていても、さまざまな作業が重なると限界を超えてしまうとのこと。
そのため、意識するのは難しいですが、年齢に合わせた作業量に調整していくのが大事とのことです。
(岡本)
番組紹介
読んで聴く、新しい習慣。番組内容を編集した記事からラジオ番組を聴いていただける”RadiChubu”。名古屋を拠点とするCBCラジオの番組と連動した、中部地方ならではの記事を配信する情報サイトです。







