「シュークリームみたいなかき氷」に「思い出のうどん」!?街ゆく人の“思い出旅”を再現してみた!
旅行の中には、ひときわ思い出に残るシーンがあります。街ゆく人に、心に残る旅の中から思い出深いシ-ンを聞き取り、CBCアナウンサーの松本道弥(以下、松本アナ)が再現に挑戦するのが「教えて!アナタの東海3県思い出旅!」です。 今回は、岐阜県での“思い出旅”を再現しました。
ジップラインにかき氷!夏にうってつけの思い出が続々
街の人に「○○で、○○しました」と思い出を教えてもらうため、愛知県名古屋市中区の繁華街である大須商店街周辺で聞き込みを開始。
家族で買い物に来た親子3人のうち、娘さんが教えてくれた思い出は「新城でジップラインをしました」というものでした。ジップラインは、森などに張ったワイヤ―を滑車で滑り降りるアクティビティです。2年前の秋に家族で行った初めてのジップラインでは、本格的なアスレチックも楽しめたといいます。
(娘さん)
「1本の線、ロープをこうやって…(体に装着して)。本当に怖い所を歩く。主人か私、どっちが先に行くかもめた」
大はしゃぎしたことは覚えていますが、施設の名前はまったく記憶にないそうです。
次に教えてくれたのは、街ブラの途中だった大学生2人組。思い出は、「岐阜市でワニワニ亭のかき氷を食べました」。
(大学生2人組)
「店舗名は違う。(名前に)ワニがついていたイメージ。勝手にワニワニ亭と呼んでいる」
2年前に大学の友人4人で岐阜へ旅した時に食べたかき氷。写真ではかき氷に見えないフォルムで、ココアまたはチョコレート味でワニのような絵があり、1時間くらい並んだ記憶がある人気店とのことでした。
お店を発見!しかし季節限定メニューで再現できず…振り出しに
松本アナが再現したいと選んだのは、「岐阜市でワニワニ亭のかき氷を食べました」。写真を見る限り、シュークリームに見えるフォルムが気になったためです。岐阜市に移動して、駅前で聞き込みを開始するとすぐに情報が集まりました。
(女性)
「赤ワニ。(近くのコンビニエンスストアの)それの一本奥の道、北に」
他の人に聞いてみても「赤ワニ」と答える人が続き、詳しい場所を聞いてお店に向かいます。すると「赤鰐」というのれんと、店内で複数の人が順番待ちをしているお店を発見。取材交渉を試みますが…。
(茶屋赤鰐・五島一弘さん)
「今はない。(Qきょう売り切れ?)季節もの」
販売終了かと思いきや、なんと季節の限定メニュー。女性の思い出旅のかき氷は、このお店の「赤鰐のミルクココア」というかき氷で間違いありませんでしたが、販売は10月の第2週目からを予定しているとのことでした。
「幼稚園の頃に食べた」思い出のうどん!閉店40分前にお店に到着…
かき氷店「赤鰐」での思い出が再現できず、挑戦は振り出しに。時刻は既に18時、名古屋市内で聞いた思い出旅の再現はどれも不可能でした。急遽、岐阜駅周辺でこの時間から再現できる思い出旅の聞き込みを開始します。
カラオケ帰りの女性2人組に聞くと、うち1人が幼稚園の頃の思い出「各務原で手打ちうどんを食べました」と教えてくれました。
(女性)
「自分の家族、おばあちゃんとか大人数で行った」
しかし、手掛かりはイチョウ通りにあり、近くに薬局と美容院があるということだけです。各務原市のイチョウ通りに移動すると、すぐに薬局を発見。近くを歩いて探すと美容室も見つかり、目的のお店「手打ちうどん恵那」が目の前にありました。
閉店まで残り40分というギリギリの時間に到着し、取材許可を得て店内へ。創業32年の「手打ちうどん恵那」の特徴は約60種類もあるメニューの多さと、うどんのボリューム!一皿400~500gもあるといいます。
大将のサービス精神とおもてなしが売りで、お客さんから長年愛されています。幼稚園の頃に食べた味が今でも忘れられないと言っていた女性の言葉を伝えると…。
(手打ちうどん恵那・大将・小木曽哲也さん)
「うれしい。商売やっていて、こんな幸せなことはない」
看板メニュー「恵那ころうどん」は麺がツルツルで口の中にスッと入ってくる優しい味。無事に、「幼い頃に各務原で食べた手打ちうどん」の思い出を再現できました。
CBCテレビ「チャント!」9月8日放送より