全国から依頼殺到の「LINE片づけ」って何!? 文字と画像を送るだけで部屋がキレイに、一体なぜ?

2022年10月24日(月)放送
全国から依頼殺到の「LINE片づけ」って何!? 文字と画像を送るだけで部屋がキレイに、一体なぜ?

床いっぱいに物が散らかり、足の踏み場のないほど物置と化した部屋。それが、LINEの文字と画像のやり取りだけで部屋がすっきりキレイに!それが今話題のサービス「LINE片づけ」!全国から依頼が殺到しているそうですが、一体どんなサービスなのでしょうか!?

「散らかるのは人ではなく仕組みが悪い!」一体どういうこと?

CBCテレビ:画像 『チャント!』

愛知県岡崎市に住む「LINE片づけ」の考案者、香村薫さん(43歳)は家族5人暮らし。お片づけサービスを行っているだけあり、やはりご自宅は無駄なものがありません。

毎朝9時には、部屋がビシッと綺麗な状態にリセットするそう。家中、どの場所を見ても常にシンプルに片付いた状態がキープされているといいます。

(「LINE片づけ」考案者・香村 薫さん)
「家の中が散らかった時、家族の誰かが悪いのではなく仕組みが合っていなかったという考え方。人を責めるのではなく仕組みを責めて、仕組みを改善していくことでより良い暮らしになっていく」

例えば、夫が服を脱ぎ散らかしている時、悪いのは「夫」ではなく、散らかりやすい「仕組み」が問題だというのが、香村式片づけ術の根底にある考え方です。では、「散らかりにくい仕組み」とはどういうことなのでしょうか。

(「LINE片づけ」考案者・香村 薫さん)
「姿置き。工具などを型取りしたものにはめるイメージ。よく使うものはこうやってはめてある」

指定した場所に、片づけるものを型取るのがポイント。100均で買った発泡スチロールで作った枠を用意して、道具の定位置を明確にしてピタッと収まるように。

他にも、買い物で使うカード類などは使用頻度ごとに分けて収納することで、出し入れが簡単に。いつも同じ場所に戻して、同じ場所から取ってくるため、置き場所が明確で家族誰でも見つけやすいのが利点です。

これが散らかりにくい仕組みです。

「イライラが減った」的確なアドバイスで、迷える参加者たちの生活が片づく仕組みに

CBCテレビ:画像 『チャント!』

香村さんが2年前に始めた有料お片づけサービス「LINE片づけ」。仕組みは、まず参加者は自分の片づけたいモノを、画像や文章でLINEを送信。すると、その日のうちに香村さんからアドバイスが返ってきます。

1日10時間以上対応して捌き切れる100人程度が常に参加し続けています。

実際にどんなやり取りをしているのか見せていただきました。神奈川県在住の参加者が、子どものおもちゃが片付かない状況をLINEすると…。

(「LINE片づけ」考案者・香村 薫さん)
「よく遊ぶおもちゃを「1軍」として手の届くところに、そのほかは「2軍」として高いところに保管してください」

今遊ばせるおもちゃと、そうでないモノを別々に収納することでおもちゃが散らかっても「すぐに片づけられる仕組み」を実現。

(「LINE片づけ」参加者)
「『コレだけで済むならいい』と思えたり、散らかるのは散らかるが(おもちゃの)絶対量が少なくなった分、イライラが減りました」

また、千葉県在住の参加者は子どもに洗濯の手伝いをさせたいとLINE。

(「LINE片づけ」考案者・香村 薫さん)
「洗濯機にお子さんにも分かるように操作法を貼り付けてください」

アドバイスを実践してみると、小学2年生の息子が洗濯機を操作してくれるように。「家族に手伝いをさせる仕組み」を作り上げました。香村さんの的確なLINEで、迷える参加者たちの生活が「片づく仕組み」に変わっているようです。

「他人の荷物は捨てないのが大原則」夫婦円満でいられるようなアドバイスも

CBCテレビ:画像 『チャント!』

実際に「LINE片づけ」に参加している参加者のお宅にお邪魔しました。こちらの参加者は、出産をきっかけに、子どもとリビングで寝るようになり5年ほど放置していた寝室を片づけるために依頼しました。

昔趣味で買ったものの、今では箱詰め状態の絵画が入った段ボール。いつ脱ぎ捨てたかも思い出せない季節外れの洋服に、何の書類かもわからない紙の山…。完全に物置と化しています。

お金を払って片づけるなら業者に頼む方法もありますが、コロナ禍で業者が家の中に入ってくることには抵抗が。そこで、自分で片づけるのもいいかと思い「LINE片づけ」に参加しました。

おうち時間を充実させたいという時代のニーズにもマッチしているのです。

物置と化した寝室はわずか5時間程度でまるで新居のように、お片づけが完了。そして、片づく仕組み以外のアドバイスとして、ご主人のモノを勝手に捨てるのは厳禁なので空いている場所へ収納することを提案しました。

(「LINE片づけ」考案者・香村 薫さん)
「人のモノを絶対に捨てないのが大前提。コレをやると夫婦関係が崩れるのでやらない。ご主人のモノはご主人が後から分けやすいように置いといてあげるだけでいい」

「夫婦円満の仕組み」までサポートしています。

「何でも隠さず話せる安心感がある」一緒に伴走する仲間として文字以上の親近感を演出

CBCテレビ:画像 『チャント!』

「LINE片づけ」の人気の秘密は他にもあります。香村さんの指示に従い、不要なダンボールを片づけたときに届いたLINEを参加者に見せてもらいました。

(「LINE片づけ」考案者・香村 薫さん)
「すごいすごい!!全然物が無いじゃないですか!嬉しすぎます!」

常にポジティブなメッセージでモチベーションをアップ!

(「LINE片づけ」参加者)
「主婦だったりすると『やってくれてすごいね!』とかなかなか言われない。薫さんとのやりとりだと褒めていただいたり、困っている時は励ましてもらったりアドバイスももらえるので、何でも隠さず話せる安心感がある」

香村さんの「LINE片づけ」。自宅から全国のお家を片づけ、さらに参加者のハートもわしづかみにしています。

CBCテレビ「チャント!」10月24日放送より

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