加藤愛アナが愛知県あま市の愛されフード『町カフェの鉄板ナポリタン』を調査! 卵の海に麵の島!衝撃のボリュームパスタ
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、名古屋駅から電車で15分『愛知県あま市』の『町カフェの鉄板ナポリタン』です。
存在感が強い! 溢れんばかりの卵
聞き込みをすると、『町カフェの鉄板ナポリタン』は「卵の中に大量のナポリタンが浮いている!?」「ケチャップではなく、オリジナルソース」…など、一般的なものとはちょっと違う模様。
訪れた『町カフェ』は、日替わりパスタとかき氷が人気のお店。中でも不動の人気ナンバーワン『鉄板ナポリタン』をいただきます。アツアツの出来立てが運ばれると、「すごい!卵の存在感!」と加藤アナ。主役のナポリタンが負けそうなほどの鉄皿から溢れんばかりの卵の量に驚きます。熱さに耐えながらいただくと「卵が本当にフワフワで、トマトの酸味がちょうど良くて、麺によく絡まっておいしいです」と味わいました。
ナポリタンの味付けは複合的! 卵のふわ感は温度管理!
一般的にナポリタンの仕上げはケチャップだけですが、『町カフェ』のベースは、“自家製トマトソース”。まろやかな味わいになる岩塩を加えて煮込んだトマトソースに麺や具材に絡ませてからケチャップを投入。さらには、隠し味のウスターソースも入れて、味をキュッと締めるのだとか。麺は、ソースの絡みや吸収がよい表面がザラザラしたものを使用しています。
そして、気になるのは、大量の卵。フワッフワに仕上げるポイントを聞くと、「前もって卵の温度を上げておくこと」だとか。この店では牛乳を混ぜた特製の卵液を使いますが、冷えていると膨らまないため、常温に戻すのが鉄則。その卵液を鉄皿に入れるとすぐにフワッとなりますが、客席に運んだ段階では未完成の状態。食べ進めるうちに余熱で火が入って、最高の状態に仕上がり、時間と共に味の変化が楽しめるのです。最初はここまで卵は多くなかったとのことですが、お客さんの期待に応えるうちに店主自身も「最終的には溢れている感じがいいなと思って」と値段据え置きで量を増やしていったそうです。
メニューになかったパスタがメニューに加わったワケ
この『鉄板ナポリタン』の提供は11年前に遡ります。店主は、イタリアンレストランで修業し、モーニングと日替わりのパスタランチを二大看板にカフェをオープン。当時『鉄板ナポリタン』は、メニューにはありませんでした。そんなある日のこと、日替わりパスタの具材が全て食べられない…というお客さんがいたとか。そこで、たまたまあった鉄皿を使った『鉄板ナポリタン』を提案したところ、「それなら食べられます!」といわれ、急遽作ったのが始まり。そのお客さんがいなければ、メニューに載せることのなかったパスタなのです。今では8割のお客さんが注文し、月に1000食も出るという愛されフードになりました。
(CBCテレビ「チャント!」5月9日(木)放送より)