「今朝は驚くほど体調がいい」大病した父の最後の電話
3月11日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』、この日のテーマは「15年前」。動脈瘤を抱えた父を15年前に突然亡くしたリスナーからエピソードが寄せられました。その内容に「引っかかることがある」と語った北野誠が、亡くした仲間の話をもとにリスナーに注意を呼びかけます。
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Aさんの父は当時66歳。6年前に動脈瘤の手術を受けていました。
ゴールデンウィーク前の定期検診では胸の動脈瘤が大きくなっていることが判明し、休み明けに検査しましょうと言われて落ち込んでいたそうです。
「ゴールデンウィーク中は妹夫婦、弟夫婦と旅行に行って楽しんでいたようですが、本人はきつかったようで、みんなで散歩に行った時は車で待っていたようです」(Aさん)
休み明けに妹から父の体調不良を聞いたAさんは、仕事始めの日にふと気になって父に電話をかけました。
最後の電話
「体調悪いって聞いたけど大丈夫?と聞くと、『昨日までは体調悪かったけど、今朝は驚くほど体調がいいんだよ』と。病院に電話したら救急車で来てくださいと言われたけど、大げさだからと弟の妻が病院まで送ってくれることになったそうです。『それなら安心だね』と言って電話を切りました」(Aさん)
ところがその直後、Aさんが仕事の準備をしていると弟から連絡が入ります。妻が父を病院へ送る途中で具合が悪くなったため、近くにいるAさんに様子を見に行ってほしいという内容でした。
「すぐに電話すると義理の妹が出て、『もうすぐ病院に着くところです。お父さん突然具合が悪くなって息してないんです。今、救急車が到着しました』と言われて、頭が真っ白になりました」(Aさん)
Aさんはすぐに職場へ連絡し休みをもらい、夫に車を出してもらって病院に向かいました。
「妹や弟が到着するまでの間、先生方は心臓マッサージを懸命に施してくれて、本当にありがたかったです。しかし父の手と足はすでに真っ白で、血が通っていないことはわかっていました。弟が到着して、家族で父の死亡を確認しました」(Aさん)
きょうだいがいて良かった
あまりに突然の出来事に、Aさんも妹も受け入れられず、実家で泣き崩れてしまいました。葬儀の手続きは弟夫婦がしっかりと進めてくれたといいます。
「感謝してもしきれません。弟がいて本当に良かった。妹がいて本当に良かった。3人きょうだいに育ててくれた両親に感謝しました」(Aさん)
Aさんの母は、父が亡くなる7年前にがんで亡くなっていました。闘病期間があったためなんとなく心の準備ができていたものの、父は元気だっただけに、まさかこんなことが起こるとは思ってもいなかったそうです。
「以前から『お母さんがいないからこどもたちに迷惑かけられないし、ぽっくり行きたいな』と言ってましたが、まさか本当にこんなにぽっくり亡くなるとは思ってもみませんでした」(Aさん)
こんなに悲しい思いをしたにもかかわらず、父は亡くなってから一度もAさんの夢に出てこないそうです。
「母のいないこの世に未練はなかったのではないでしょうか。母のそばに行けて、父は幸せなんだと思います」(Aさん)
北野が気になったこと
この投稿を読んだ北野には引っかかることがありました。大動脈解離を経験していた笑福亭笑瓶さんも、糖尿病だった桂雀々さんも、亡くなる前にある共通点があったというのです。
北野「亡くなる日の朝に『こんな気持ちがええ朝はないわ』って言ってたんですよ」
笑瓶さんの妻にも雀々さんの妻にも直接聞いた話だそうです。「今日は調子ええねん」「すごいスッキリ寝れた、朝爽やかや」。そう口にした日にふたりとも亡くなったといいます。
北野「逆に、そういうときの方がちょっと怖いと思っておいてください。もしそういう方が周りにおられたら、気を付けてあげてくださいね」
(minto)
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