加藤愛アナが愛知県常滑市の愛されフード『とり伊のどて丼』を調査! 味噌しみしみのホロリとやわらかな復活の味

2023年11月9日(木)放送
加藤愛アナが愛知県常滑市の愛されフード『とり伊のどて丼』を調査! 味噌しみしみのホロリとやわらかな復活の味

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、『愛知県常滑市』の『とり伊のどて丼』です。

「どて丼といえば、とり伊」お客さん絶賛の一品 

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されフード

聞き込みをすると、『とり伊』は戦前からある鶏専門の店だったそうで、でも「どて丼には鶏は使っていない」とか。少し前まで“ボートレースとこなめ”で『どて丼』の店を出していたようで、「どて丼といえば、とり伊」というほど地元では有名なのだそう。

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おじゃました『とり伊』の『どて丼』をいただくと、「どてに味噌の味がしっかり付いていて、辛過ぎることもなく甘過ぎることもなくちょうどいい感じ。どてが大きくて食べ応えがあります」と加藤アナ。

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『とり伊のどて丼』のこだわりは、大きくカットした“豚ホルモン”。冷凍物を一切使わず、丁寧に下処理された新鮮なホルモンのみを使います。大きな鍋に細かく切ったこんにゃくと、何度もゆがいて臭みを落とした豚ホルモンをいれて火にかけ沸騰したら、八丁味噌をベースに独自にブレンドした味噌を加えます。そこに、たまり醤油と砂糖を入れて1日半ほど煮込むと、味が染みてホロホロと柔らかくなり、さらに半日ほど寝かせて味を馴染ませると“どて煮”の出来上がり。ご飯の上にタップリとかけて出される『どて丼』は、お客さん大絶賛の一品です。

行列500メートル! トッピングもあるボリューム満点の人気店 

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されフード

鶏の精肉店から始まった3代続く『とり伊』は、先代が今の場所に店を移し、惣菜や仕出し料理を本格的に開始。そして今から15年前、3代目に常滑のボートレース場内で『どて丼』を売ってみないか?と声が掛かります。運よく新鮮で上質な豚ホルモンが手に入り、3代目は試行錯誤をしながら、その素材に負けない独自の“どて煮”を完成。そして、絶妙な味わいの『どて丼』が誕生したのです。たちまち評判になった『とり伊のどて丼』はクチコミで広まり、“ボートレースとこなめ”に欠かせない名物的存在になりました。

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されフード

さらに揚げ物などをトッピングしたボリュームあるどて丼もあって、中でも串カツやトンカツをのせた“どてかつ丼”は、選手やファンの間でゲン担ぎとして食べる人も多かったそう。多い時には500メートルもの行列ができるほどの人気店で、どて丼だけを目当てに入場券を買い、訪れるお客さんもいたとか。

消滅した味がお客さんの声で1年後に復活!

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ボートレースの選手やファンのみならず、多くの人を虜にしてきた『とり伊のどて丼』。しかし、新スタンドの改装工事が決まり、2021年に惜しまれながら閉店。10年以上ボートレース場の名物として愛されてきた『どて丼』の販売を終了することに。その後、復活を望むお客さんの声に応えて『とり伊』の店舗を改装。去年11月に『どて丼』を看板メニューに掲げ、リニューアルオープンしました。ボートレース場での出店をきっかけに誕生した『どて丼』。今では常滑市に欠かせない愛されフードです。

(CBCテレビ「チャント!」11月9日(木)放送より)

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