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加藤愛アナが岐阜県美濃市の愛されフード『あゆにんめん』を調査! 工夫で復活した、鮎で出汁をとるうどん

加藤愛アナが岐阜県美濃市の愛されフード『あゆにんめん』を調査! 工夫で復活した、鮎で出汁をとるうどん
CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されフード

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、根づく愛されフード。CBCの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、美濃和紙の産地『岐阜県美濃市』の『あゆにんめん』です。

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【動画はコチラ】ほぼ岐阜・美濃市だけ愛されフード『あゆにんめん』をいただきます!【チャント!】

かつては自分たちで鮎を捕って作った家庭料理 

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聞き込みをすると、『あゆにんめん』は美濃市の中でも神洞(かんぼら)周辺の限られた地区でかつて作られていた家庭料理。近くの川で捕った鮎を焼いて干してから出汁をとり、手延べの麺をその出汁で煮たものだとか。今は『辰巳家(たつみや)』と『にわか茶屋』で食べられるそう。

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おじゃました『辰巳家』は、創業65年になる予約制の和食処。地元美濃の食材を使った郷土料理が評判のお店です。「どうぞ、私共の“あゆにんめん”です」と登場した料理は、地元産の野菜と鮎の天ぷらに、鮎の塩焼き付き! あまりの豪華さに加藤アナは驚きを隠せません。まずは、旬の子持ち鮎の塩焼きをいただき、岐阜の味を堪能。そして、メインのうどんは、モチモチの食感が特徴。醤油とゴマの2種類のつけ汁に、特製の“鮎みそ”をといていただきました。

苦みとコクが決め手の“鮎みそ”で味わう『辰巳家』

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『辰巳家』のつけ汁は、干し鮎と昆布でとった出汁を使います。さらにそこに加える特製の“鮎みそ”は、鮎を醬油でじっくり炊きあげたものを細かく叩き、さらに煮詰めて作るこだわりの逸品。頭から内臓、尻尾まで全部入っているため、少し苦みが増し、つけ汁と合わさるとコクに変わるとか。それにつけて食べるうどんは、町で聞いた『あゆにんめん』とは違う感じです。

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本来の『あゆにんめん』は諸説ありますが、美濃和紙の紙すき職人さんが仕事の合間によく食べていた麺料理で、囲炉裏の上でいぶしてカラカラにした鮎を大量に鍋に放り込んで煮たのが始まりだとか。今は高級な鮎ですが、昔はいっぱい捕れたため、各家庭にも広がったようです。しかし、漁獲量や手延べ麺を作る人も減り、その存在が消えていく中、10年前、この食文化を復活させて美濃市の新名物を作ろうとプロジェクトが発足。うどんと鮎を使うことを条件に、『美濃あゆにんめん』作りが始まったのです。

鮎の一夜干しと甘露煮をトッピングして味わう『にわか茶屋』

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そして、もう一軒『あゆにんめん』を出している、道の駅『にわか茶屋』にもおじゃましました。

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こちらの店の『鮎にんめんセット』は、鮎の一夜干しや甘露煮、そして鮎出汁のうどん。形は違えど、やはり鮎づくしです。『にわか茶屋』の鮎出汁は、鮎の骨を干して軽くあぶったのものを昆布と鰹でとった出汁に入れ、シイタケなどと一緒に煮だしたもの。その素うどんに、一夜干しと甘露煮をトッピングして味わいます。さらにセットの鮎飯は、鮎の味がしっかりしみこんだ、にんめんの出汁をかけて、鮎茶漬けにするのがおススメだとか。『あゆにんめん』は、形を変えながらも郷土の文化として受け継がれている愛されフードでした。

(CBCテレビ「チャント!」10月5日(木)放送より)

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