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癒し系アナが三重県伊勢市の愛されフード『まんぷく食堂のからあげ丼』を調査!ありそうでなかった?揚げた親子丼に衝撃!

その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている! その町で生まれ、町に根づく愛されフード。CBCアナウンサー2年目の松本道弥アナが全力で調査します。

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されFOOD

今回は、『三重県伊勢市』。有名なのは“伊勢うどん”ですが、調査した愛されフードは『まんぷく食堂のからあげ丼』です。聞き込みをすると、『まんぷく食堂』は宇治山田駅近くにあり、どんぶりはからあげと卵を絡めたものだとか。高校の通学路にあり、学生の頃によく食べたという声が多く聞かれました。

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近鉄・宇治山田駅高架下のアーケード街にある『まんぷく食堂』。いつも多くのお客さんで賑わい、他のメニューもあるものの、オーダーの9割以上が『からあげ丼』だとか。松本アナが早速食べてみると、出汁のうま味と卵の甘み、からあげのやわらかさに驚きます。

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秘伝のスパイスなどで下味をつけた大きめの鶏のからあげを特製の出汁で煮て、衣にも味を染み込ませ、溶き卵でとじた『からあげ丼(700円)』は、シンプルながらも一度食べたらクセになる唯一無二の味です。

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このどんぶりが生まれた頃のことを2代目である大将が教えてくれました。『まんぷく食堂』は昭和50年創業。2年後、大将が誕生した年に先代である父親が看板メニューを作りたいと考案したのが『からあげ丼』です。

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されFOOD

この味は、地元のお客さんに愛され、店の名物になりましたが、24年前、先代が他界。当時、大学生だった大将は卒業後、地元に戻って店を継ぎますが、両親が作り、守ってきた味を再現できるわけもなく、「お客さんにしっかりと教えてもらいながら、育ててもらった」と当時を振り返ります。そして、今もなお地元の人たちに愛される理由は、味だけでなく店づくりにもあることが分かりました。
店内に貼られているポスターやチラシ、写真の数々。旅先での飲食店の様子をヒントに、一緒に盛り上がれる楽しい店にしたいと地元のミュージシャンのポスターを貼ったのを機に増えていき、それが店の雰囲気となり、いつしかお客さんとの一体感が生まれるようになりました。その後、お父さんの遺品の中から「お客さんが入ってワクワクするような店を作りなさい」と書かれたメモを見つけて、同じ事を考えていたことにビックリしたそうです。行くだけで楽しくなる…そんな店はいつしか地元の人にも特別な存在になったようで、「落ちつく。実家感。おばあちゃんの家みたい」と語るお客さんや、「食べに行くなら、まんぷく食堂」と帰省して久しぶりに立ち寄った5人組の大学生。また「もう、文化」と言うお客さんもいました。

「一緒にお店を作ってくれているお客さんに頭が上がらない」と大将は感謝を熱く語ったのでした。

CBCテレビ『チャント!』いただきます!ほぼ地元だけ 愛されFOOD

(9月9日(金) CBCテレビ「チャント!」より)

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