医師がオススメ!健康になれるワークショップ
サマリーSummary
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。
メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。
今回のテーマは「~趣味を見つけてみんなで健康に!~医師がススメるワークショップ!」
参加者がコミュニケーションをとりながら作業を行う体験講座「ワークショップ」。芸術に触れたり、身体を動かしたり、その種類は多種多様。趣味を見つける事で心や身体の健康にもつながると注目されています。そこで今回は“運動機能”の専門医と“脳”の専門医に、健康効果抜群のワークショップを教えてもらいました。
医師オススメ!自然に脳トレ&体力アップ「写真教室」
カメラがあれば初心者でも参加できる「写真教室」は、脳にも身体にも良い効果が期待できるそうです。
<健康ポイント(1)右脳と左脳をバランス良く使う事ができる>
マニュアル撮影をする際は、まず被写体を魅力的に見せるため構図を決めます。続いて、ピント位置を決め、絞りを調節して光の量を決めます。先生によると、これらの作業を考えながら同時に行うマニュアル撮影は、左右の脳をバランスよく使う事ができるそうです。
<健康ポイント(2)自然に活動量を増やす事ができる>
写真を撮る時は、しゃがんだり立ったりして普段しないポーズや運動をするので足腰を鍛える効果が期待できます。さらに、屋外での撮影会などでは動き回る事も多いため、撮影に集中しているうちに自然と活動量が増え体力アップにつながるそうです。
医師オススメ!リラックス&認知症予防「盆栽教室」
盆栽は、木・草・苔などを鉢に植え、自然の風景を模して造形する芸術作品。先生によると、植物に触れると気分転換ができてストレスの軽減効果が期待できるとの事。実際に、草花などの植物を通して心と身体の健康回復を図る「園芸療法」は、福祉施設などでも行われているのだとか。また、盆栽には他にも下記の健康効果が期待できるそうです。
<健康ポイント(1)脳を活性化>
盆栽を作る際には、理想とする完成形をイメージしたり、剪定で両手を使ったりするので写真撮影と同様に左右の脳をバランス良く使う事ができるといいます。さらに、植物が引き立つようイメージしながら鉢を選ぶ事も脳の活性化につながるそうです。
<健康ポイント(2)脳の血流量アップ>
先生によると、盆栽を作る際の土を触る作業にも健康効果が期待できるとの事。アルツハイマー型認知症患者に、手を握って開く動作と土を混ぜる作業を行なってもらい脳の血流量を測定した結果、土を混ぜる作業を行なった方が脳の血流量が増加。認知症の進行を抑える可能性がある事がわかったそうです。
<健康ポイント(3)イライラ抑制&やる気アップ>
先生によると、植物を見たり触ったりする事で、イライラを抑えたりやる気をアップさせる効果も期待できるそうです。ある研究データでは、植物のある部屋とない部屋で被検者にパソコンの入力作業をしてもらい、その時の気分や感情を数値化し比較したところ、植物がないと怒りを示す数値が0.3%上昇した一方、植物のある部屋では3.4%減少。さらに活気は3.2%上昇したそうです。
医師オススメ!肩・首こりに効果抜群「和太鼓教室」
太鼓の響きと音を楽しみながら身体を動かせる「和太鼓教室」は、健康にも良い効果が期待できるそうです。
<健康ポイント(1)肩・首こりの改善>
和太鼓は、肩甲骨周りの筋肉を使うので、筋力アップや血流改善につながり肩こりや首こりの改善が期待できるそうです。
~楽しみながら続ける事で認知症予防に~
先生によると、認知症予防に大切なのが「社会的交流」。ワークショップで同じ趣味を持つ仲間と交流しながら楽しむ事が、結果的に認知症予防にもつながるそうです。
(2021年11月7日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)