CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

ドラの巻【CBCドラゴンズ情報】

今キャンプのテーマは“スピードアップ”中日与田監督、10年ぶりとなる覇権奪取へ向け、構想を語る

 共有する
  • Facebookで共有する
  • LINEで送る
今キャンプのテーマは“スピードアップ”中日与田監督、10年ぶりとなる覇権奪取へ向け、構想を語る | ドラの巻【昇竜復活へ!CBC中日ドラゴンズ情報】 | CBCテレビ・CBCラジオ

【ドラゴンズを愛して半世紀!竹内茂喜の『野球のドテ煮』】CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)

■野球人にとって、2月1日は元日

ドラゴンズファンの皆さん、本年二度目となりますが……新年明けましておめでとうございます!

プロ野球で2月1日といえば、元日と同じ。シーズンスタートの号令がかかるキャンプインの日を迎えました!今年はコロナ禍の影響で無観客でのキャンプとなり、例年のようなスタンドから応援の声が上がる活気に満ちたキャンプ風景は緊急事態宣言が解除されるまで当面見ることができない状況。その分、選手たちには今流行りの“全集中”をもって練習に取り組んでもらい、全員一丸となって10年ぶりとなるチャンピオンフラッグ奪取に向け、素晴らしいキャンプを過ごしてもらいましょう!

さて今週のサンドラは、沖縄キャンプ直前スペシャルとして、サンドラ解説者5人が指揮官・与田監督へ2021年の構想について迫った!

■ライデルの代わりは誰?

まず与田監督には今キャンプのテーマについて直撃!与田監督は“スピードアップ”と即答した。

与田『それは全てにおいてなのですが、まずは自分自身のいろいろな判断を迷うことなくスピードアップしていく。それに対して選手たちもいち早く反応してもらいたい』

チームを指揮し、今年で3年目。監督の考えをあうんの呼吸で選手は理解、そして即座にプレーへつなげる。そんな戦いぶりこそが、与田監督が求める“2021年スタイル”ではないだろうか。

そんな与田監督へサンドラ解説陣が鋭い質問をぶつけ、核心に迫る“レシェンドカード”。先陣を切ったのは伝説の鉄腕守護神・岩瀬仁紀さん。

岩瀬『五輪期間中にキューバ代表でチームを離れるクローザーのライデル・マルティネスの代わりは誰ですか?』

『これは岩瀬さんのアドバイスを聞きたいくらいですけど』と笑いながら、ライデルの穴埋めについて構想を述べた。

与田『クローザーは固定したいですね。昨年実績のある福、祖父江はもちろんのこと、そうはさせまいと昨年フォームを変えた鈴木博が、もう一回返り咲きたいという思いで取り組んでいますし、新外国人のロサリオも五輪までには準備ができるのかなと思っています』

また与田監督には意中のピッチャーがもうひとり存在した。一昨年、中継ぎで21試合連続無失点とブレイクした藤嶋にもクローザーとしての期待を寄せる。

与田『藤嶋の持つテンポの良さというものは、すごくいい流れを引き寄せてくれる。そして打たれても平気な顔をしていますよね。あれはね、ボクは好きなんですよ!』

幾度となく修羅場をくぐり抜けてきた与田監督だからこその表現。守護神は打たれても表情に出すべからず。クローザーを任すには必要不可欠な条件とみた。

この日ゲスト解説者として番組出演していたのは吉見一起さん。吉見さんは予想にもしない名前を“ライデルの穴埋め”として挙げた。

吉見『理想は外国人投手。ただボクの願望なんですけど梅津にやってもらいたいですね。将来必ずエースになれる器。ただ抑えを経験して、自ら逃げ場を作らないようにするというか、“これだけしんどいんだ”というのを経験してからでも遅くないかなと思います』

長年ドラゴンズのエースとして投げ抜いてきた吉見だからこその指名理由。今の梅津に足りないモノが抑えを務めることによって解消するのではという親心に聞こえた。

■柳の“大野超え”を期待

続いて大野雄、福谷に続く先発スタッフについて質問が飛ぶ。

与田『梅津、小笠原、清水、山本、勝野のような若い子たちが安定した形でローテに入ってくれること。そうすれば大きな連敗はまずないと思うんですよ』

そして活躍してくれなければ困る右腕の名を挙げた。

与田『まだ柳から“開幕投手いかせてください”という話、来ませんけど(笑)。それくらいの意思は伝わってくるんですよ。“大野さんには負けられません”みたいなね』

救援陣も含め、他球団と比べてもコマ揃いの投手陣。先発3、4番手が二けたを挙げる活躍を見せることができれば、優勝の二文字もしっかりと見えてくるはずだ!

■気になる根尾&石川昂の起用

質問は野手陣へ。次のレジェンドカードはドラゴンズ元エースコンビの川上憲伸さん、そしてゲストの吉見さん。

川上『今シーズン、根尾&石川昂をレギュラーで起用するつもりはありますか?』

吉見『石川昂をセカンドかショートで起用するつもりはありますか?』

多くのドラファンが最も聞きたい質問を口にした!

与田『まず根尾について。この春季キャンプで一軍スタートさせてショートで勝負させます!京田には“これはやばい!”と思う力をつけた選手が出てこないとダメなんですよ。そういう意味では2年間しっかり根尾を準備させて、おそらく今年は京田と争えるようになってきたと思うんですよね。二人の争いは今年のキャンプのポイントとして見てもらいたいですね』

根尾の力が及ばなければ、本人も“プロとしての判断”を自分自身でしなければならないし、今度は外野で一軍に出るための準備を本人自身、納得して挑まなくてはいけない。根尾にとって、今キャンプは野球人生をかけた“春の陣”となりそうだ。

一方、守るところがなければ試合に出られない。根尾同様、試合に出場する姿が見たい石川昂にとっては、与えられた場所ならどこでも守る、これが本音だろう。

与田『セカンドより、ショートの方が昂弥には向いていると思う』

ただしサードとなると与田監督の評価は手厳しい。

与田『サードでは今の周平は抜けませんね。これは打つことも含めて。周平は走塁も非常にうまい。これは凄く私は評価をしているので、トータルで考えたら、今の周平と勝負をするにはまだまだ昂弥の力では厳しいと思います』

今キャンプでショートへの適正を判断する。これが与田監督の偽らざる考え。根尾、石川昂にとって京田超えはかなり厳しい道のり。だが、あえてガチンコ勝負を挑む!実力で開幕ショートの座を掴むのは誰?楽しみにその時を待ちたい。

■機動力アップが勝利のカギ

亜細亜大学の後輩、井端弘和さんの質問は選手個人ではなく戦い方について。

井端『昨年のセ・リーグ覇者ジャイアンツ、2位のタイガースとどう戦うつもりですか?』

昨年の上位2チームに勝てなければ、優勝も見えてこないのは当然の話。与田監督はこの質問にきっぱりと、こう答えた。

与田『昨年の上位2チームと戦う上では、やっぱり走力!2020年、チームとしての盗塁企図数が12球団中ブービーの55回。またホームランも少なくジャイアンツの半数ほど。ただフェンス直撃でもう少しでホームランという当たりが多かったわけで、とにかく機動力を使っていかないと、良い勝負ができないだろうと思います』

■優勝に欠かせない平田の活躍

そしてトリの質問は今キャンプで臨時コーチを務める立浪和義さん。

立浪『昨年は2番バッターが固定できませんでしたが、今年は誰にするつもりですか?』

与田『周平の2番。今年、彼には一発を期待したい。初回に大島が塁に出て、周平がホームランを放てば、一気に2点。相手は脅威を感じるはず。もう一人、2番候補に挙げたいのは平田。彼自身も2番が一番収まり良いような話をしていましたしね。右へ打つのも上手い。優勝に欠かせない男ですから、彼の復調を凄く期待しています』

そして話はクリーンアップへ。

与田『新外国人ガーバーはもちろんのこと、そしてホームラン数が二けたに乗り、長打力がついた阿部あたりもチャンスがありますね。キャンプ中にタツ(立浪さん)と相談しますよ!』

投手陣から打撃陣、そして戦い方についてまで構想を披露した与田監督。コロナ禍が収束しない中、スケジュールも含め、先が見えない状況はまだまだ続く。ただ、戦う準備はしっかり整え、その時を待つ。これが偽らざる気持ちに違いない。勝負の三年目を迎えた与田監督。キャンプ期間の一カ月でリーグ制覇への自信が確信に変わることを願うばかりだ。

がんばれドラゴンズ!燃えよドラゴンズ!

竹内 茂喜

画像:「サンデードラゴンズ」より与田剛監督(C)CBCテレビ

あわせて読む

    あわせて読む

      pageup