今が旬の海の幸いとえば、アサリ。ゴールデンウイークに潮干狩りを楽しんだという方も多いのではないでしょうか。実は、愛知県はアサリの漁獲量が日本一!そんなアサリのおいしい食べ方は産地の人に聞けば間違いない!ということで、今回は、地元の漁師さんや地域の方々に、おすすめのアサリレシピを教えてもらいました。激減する天然アサリ…アサリの名産地・田原市で新たな挑戦「垂下アサリ」とは?CBCテレビ『チャント!』アサリの漁獲量が愛知県内でも特に多いのが、田原市。田原市を含む三河湾一帯は、豊川から流れ込む豊富なミネラルと、遠浅の海が広がる、アサリの生育にぴったりの環境です。今回は、田原市のアサリ漁師・細田光則さんと山本真也さんに同行し、実際のアサリ漁の様子を見させていただきました。アサリ漁では、“まんが”と呼ばれる、櫛のような歯がついた篭のような道具を使用。海底を耕すようにしてアサリを掘り起こし、引き上げた際に水中で振ると、砂や小さな貝は落ち、編み目以上の大きさのアサリだけが残るという仕組みです。しかし、この日の収穫は…。(アサリ漁師・細田光則さん)「2粒。2粒あったことに感動」漁を始めて15分、獲れたのはわずか約10粒。(アサリ漁師・細田光則さん)「だんだん漁獲高が減っている。ことしは本当にひどい」近年では、水害による稚貝の死滅や、水質変化によるプランクトンの減少、エイなどの食害によって、天然アサリの漁獲量は年々減少。10年前と比べて、大きく落ち込んでいるのが現状です。CBCテレビ『チャント!』そんな中、アサリの未来を守るため、漁師たちが力を入れているのが「垂下(すいか)アサリ」の取り組みです。天然アサリを一度選別してカゴに入れ、栄養豊富な三河湾で1カ月以上畜養。これにより、潮に流される心配もなく、魚による食害も防げるため、安定した出荷が可能になります。さらに、産卵期には稚貝の増加も期待できます。垂下アサリは、天然ものに比べて成長が早く、柔らかくてうま味が濃いのも特徴です。漁師の家庭直伝!気になるアサリの長期保存方法とは?CBCテレビ『チャント!』では、漁師さんたちは、獲れたてのアサリをどう食べているのでしょうか?(アサリ漁師・山本真也さん)「(一般的には)フライパンにお酒を入れて蒸す“酒蒸し”。(僕らは)基本的にアサリに味があるから、水だけで蒸す。おいしいアサリはそれで十分」ほかにも、炭火で香ばしく焼く「焼きアサリ」や、うま味を閉じ込めた「アサリの炊き込みご飯」など次々と登場。さらに、田原市内のスーパー「あつみの市レイ」でも、地元の方々におすすめの食べ方を聞いてみました。なかでも人気だったのは…。(女性)「単純な料理の方がおいしいと思う。『うしお汁』とか」スーパーのスタッフによると、かつては「アサリの押しずし」を家庭でよく作っていたという声も。そのほかにも「アサリのみそ汁」「アサリの酒蒸し」「クラムチャウダー」など、アレンジの幅は無限大です。気になるアサリの長期保存方法を、アサリ漁師・細田さんの家族に教えてもらいました。(妹・さとりさん)「そのまま冷凍。殻のまま冷凍」殻のまま保存バッグに入れ、空気を抜いて冷凍することで、新鮮なアサリなら1ヵ月は持つとのことでした。漁師の母が教える!家庭でできる絶品「アサリ料理」フルコースCBCテレビ『チャント!』続いて細田さんのご家族にアサリ料理を作っていただきました。(細田さんの母・要子さん)「今日は揚げ物です。天ぷら」【アサリとあおさのりのかき揚げ】・アサリの身を殻から取り出し、油はねを防ぐために切れ目を入れる・水気を拭いたアサリと、地元産のあおさのりをてんぷら粉と混ぜる・180度の油で約2分揚げるアサリの身に切れ目を入れるのは、加熱時に身が破裂するのを防ぎ、調理中の油はねを軽減するための工夫です。【アサリとホウレンソウのみそあえ】・ホウレンソウは根元から熱湯に入れて1分ゆでる・アサリの身は殻から外し、別の鍋で1分ゆでる※このとき出るアサリのゆで汁は取っておく・合わせみそ・酢・砂糖を混ぜたタレを用意・ゆでたアサリとホウレンソウをタレで和えるさっぱりした味わいで、箸休めにぴったりの一品です。CBCテレビ『チャント!』【アサリの春雨スープ】・先ほどのアサリのゆで汁をベースに、コンソメ・しょうゆを加える・殻付きのアサリを加え、アサリが開くまで煮る・ゆでた春雨にスープをかけ、アサリとホウレンソウをトッピングダシの効いたやさしい味わいで、体にも心にも染み渡るスープに。他にも、アサリのダシとキノコのうま味がたまらない一品「アサリとキノコの炊き込みご飯」も完成!アサリのフルコースが完成しました。今が旬のアサリを使った贅沢な家庭料理、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?CBCテレビ「チャント!」2025年5月8日放送より