キャベツで前菜からデザートまで!?キャベツを余すことなく使える!農家直伝フルコースレシピと保存法を紹介
今が旬の野菜、キャベツ。煮ても焼いても生でもおいしく食べられる万能野菜ですが、連日価格高騰が報道されています。東京ではなんと1玉1000円で取引されることもあるという品薄状態が続いているそうです。
そこで今回は、キャベツの産地を訪れ、農家さんに聞き込み調査!今だからこそ知りたい、キャベツを余すことなく使うアイデアレシピや、農家直伝の保存法を教えてもらいました。
“キャベツ大国”愛知県田原市で取材!農家直伝のキャベツ保存法とは!?
愛知県内でキャベツの産地といえば、田原市。全国でもトップクラスの出荷量を誇る「キャベツ大国」で、取材当日も大量のキャベツが収穫されていました。
集荷場では、出荷待ちのトラックが行列を作るほどのにぎわい。品薄状態のはずのキャベツが、ここでは大量に集まっています。キャベツの現状と今後について、JA担当の鈴木さんに話を伺いました。
(JA担当・鈴木晋平さん)
「ここの集荷場で7000ケース、田原市全体では2万ケース出荷(している)。年末までは少なかったが、きょうは例年並みに戻ってきた。2月になれば出荷量も安定し、(一概には言えないが)価格も多少安定してくる見込み」
2024年夏の猛暑や局地的な大雨の影響で、田原氏のキャベツの生育が遅れましたが、これから少しずつ出荷数が安定し、買いやすくなると見込まれています。
価格が高騰している今だからこそ、知っておきたいのが農家直伝キャベツ保存法。キャベツを丸ごと購入した場合、芯をくり抜かずに新聞紙で包み、野菜室ではなく屋外の日陰や涼しい場所で保管すると、1週間は鮮度を保つことができると言います。さらに、切り口から傷むため、外側から1枚ずつ剥がして使うことで、中心部まで余すことなく使えるとのことでした。
甘みと柔らかさが特徴 生で食べるのにぴったりな品種「春キャベツ」
畑で収穫作業をしていた農家にキャベツを使ったレシピを伺うと、水を入れずにそのまま煮込んで塩コショウで味付けをした「ポトフ」というアイデアが挙がりました。さらに、野菜嫌いの子どもでも食べやすいアイデアレシピも教えていただきました。
(女性)
「鶏そぼろにキャベツをみじん切りにして、『鶏そぼろ丼』を作ります。冷凍しておけば、何もない時にも使えて便利」
鶏そぼろに細かく刻んだキャベツ半玉とニンジンを甘辛く炒めると、子どもがお代わりするほどよく食べるそう。小分けにして冷凍しておけば、忙しい時にも便利な時短メニューになります。
さらに、キャベツの品種に関する豆知識も教えていただきました。「春キャベツ」という品種があり、生で食べるのに適しているとのことです。冬でも田原市では多くの春キャベツが収穫されており、その甘みと柔らかさが特徴だそうです。
田原市内にある「道の駅 田原めっくんはうす」では、キャベツがリーズナブルな価格で販売されています。中には、「ハニーキャベツ」という甘みのある、生で食べるのに適した品種も販売。ここでもレシピを聞き込みしました。
(女性)
「さっと茹でて、ちくわとごま和え」
さらに、「ロールキャベツ」「ホイコーロー」「浅漬け」など、次々とたくさんのレシピが挙がりました。
キャベツの前菜からデザートまで!?簡単フルコースで大満足
今回、キャベツレシピを披露してくれるのは農家の奥様たち。甘藍(キャベツの別称)尽くしのコース料理を作ると言います。
(女性)
「前菜に始まり、デザートまで」
デザートにまでキャベツを使った、簡単でヘルシーなフルコースです。
【前菜「キャベハム巻き」】
・下茹でしたキャベツを大きめに切る
・大葉・薄焼き玉子・生ハムをのせて巻く
ライスペーパーの代わりにキャベツを使った「キャベハム巻き」の完成です。
【メイン肉料理「キャンバーグ」】
・豚ひき肉と同量の細かく刻んだキャベツ・塩コショウ・と少量のパン粉をボウルに入れる
・マヨネーズと卵1個を加え、混ぜる
・成形して火が通るまで蒸し焼きにする
具材のメインは、ひき肉とキャベツ!ジューシーな「キャンバーグ」が完成しました。
【ごはん料理「キャベツピラフ」】
・シーフードミックス・マッシュルーム・芯も粗く刻んだキャベツを鍋に入れる
・中華スープの素と塩で味を調え、5分煮る
・ピラフの具と炊いたご飯を混ぜる
キャベツを丸ごと楽しめる「キャベツピラフ」が完成です。
他にも「韓国風キャベツスープ」、デザートの「キャベツと柿とバナナ マヨネーズ和え」と5品のフルコースが完成しました。
今が旬のキャベツを使って、ぜひご家庭で作ってみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」2025年1月15日放送より