丹古母鬼馬二【スジナシ】まるで文学作品。脚本なくとも澱みないセリフ 「青は藍より出でて…」 情感深い展開に鶴瓶が驚嘆
【2000年3月22日初回放送】
今回のゲストは丹古母鬼馬二(たんこぼ きばじ)。数々のドラマや映画を経験している丹古母だが意外にもアドリブは未経験だという。
そしてこの2人に用意された即興ドラマの設定は、ある資産家(笑福亭鶴瓶)の家に見知らぬ男が訪ねてきたである。
スタジオには資産家の書斎が用意され、丹古母が鶴瓶の登場を待っているところからのスタートとなった。丹古母は、資産家の豪華な書斎には不似合いな格好。何故、この男がいるのだろか。
ドラマがスタートすると、悪役のスペシャリストの丹古母は、その一面をみじんにも見せない静かな語りと、ストーリー展開で勝負をかけてきた。このペースに驚きを隠せない鶴瓶であったが、丹古母はその隙をつくかのように物語を進めていくのだ。そして、鶴瓶は応戦一方になりながらも、終わってみると丹古母の人生観をかけたかの、文芸大作となったのである。