佐藤蛾次郎【スジナシ】もぬけの殻の部屋に怪しい男が二人…
【1999年11月3日初回放送】
今回のゲストは、あの「寅さんシリーズ」のレギュラーメンバーである佐藤蛾次郎。鶴瓶とは数年来の仲であるという。この2人に用意された即興ドラマの設定は、家具の無いマンションに男が2人やってきたというもの。
スタジオには、マンションが用意された。室内には、テーブルと椅子2つがあるだけで、家具はなく、がらんとした状態である。この部屋になぜ家具がないのか、引っ越した後なのか、これから引っ越すのか・・・・などは、2人の作り上げるストーリーによって決まってくる。
ドラマは、2人がマンションに入るところからスタート。佐藤が小道具の鍵を使って部屋に入ろうとすると、鍵が開いていた・・・。なぜなのか?この2人の関係は?
このような漠然とした設定の即興ドラマの場合、出演者次第でどのような物語にでも発展できる反面 、互いの息が合わずに、ストーリーが崩壊してしまう恐れもある。しかし、そんな心配を一蹴したのは、佐藤のきわめて自然な演技であった。ドラマ中、不自然な間を作る事もなく、ストーリーと芝居背景を作り出していくのである。
一方の鶴瓶は、この展開に引きずられるように、ついて行くのが精一杯の様子で、佐藤の切り出す物語に合わせて、キャラクターが見る見る変化してゆくのである。この変化も即興ドラマの醍醐味の一つである。
番組紹介

笑福亭鶴瓶とゲストがその日に知らされるセットの中で、台本(=スジ)ナシ・打合せナシ・NGナシのぶっつけ本番で“即興ドラマ”を演じるバラエティ番組「スジナシ」。1998年にCBCテレビで放送を開始し、2011年からは番組名を「鶴瓶のスジナシ」に。進行役にフリーアナウンサーの中井美穂さんが加わりました。その後、2014年に番組は終了し、現在は定期的に舞台公演が開かれています。
その魅力は、意外なストーリー展開や、想像を絶する結末など、台本が無いからこそ生み出される多様なドラマ。お互いの意思が上手く通じ合ったことで生まれた名作や意思の疎通が出来なかったことで生まれた快作…絶対に先がよめないハラハラドキドキ感で多くの人の支持を得てきました。
そんなスジナシの名作・傑作選がYouTubeにて再び楽しめることになりました。毎週金曜20時に1話ずつ追加されていきます。是非ご期待ください。