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犯罪からこどもを守る「いかのおすし」とは?

犯罪からこどもを守る「いかのおすし」とは?

親にとって、夏休みはこどもから目が離せません。好奇心旺盛なこどもたちを悪い大人から守るため注意すべきことは何でしょうか?8月4日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、夏休みに増える犯罪とSNS対策についてアディーレ法律事務所弁護士の正木裕美弁護士に聞きました。

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夏休みだけじゃない

夏休みに多い犯罪は置き引き、スリ、自転車の盗難、性犯罪。これに加えて昔からある深夜徘徊、飲酒・喫煙などがあります。

夏休みに限らず通年でSNSがきっかけの事件は増加傾向にあります。
2025年のSNSで事件に巻き込まれた未成年者は1,566人。うち小学生被害は167人で、ここ10年で約4倍に増加しているとか。

知らない相手、知らない大人とSNS上で出会って、裸の写真を送らせられたり、性的虐待を受けてしまったり、誘拐の被害に遭うケースもあるそうです。

またネット上における誹謗中傷やいじめは、同級生などの身近なグループで起きてしまう典型的なケース。

さらに気軽な気持ちでアップした写真が、何者かに勝手に利用されてしまうリスクもあります。性的な画像が生成AIで作成され拡散されてしまう「ディープフェイク」の被害も増えているそうです。

お金が欲しくて闇バイトや詐欺に手を染めてしまったり、オンラインカジノの未成年者の利用も問題になっています。

ルールは必要

スマホを触っているこどもを見て何をしているのか、大人は全てをチェックしているわけではありません。

正木「本来はスマホを与える時に約束してもいいと思うんです」

親がこどもにスマホを持たせるにあたって、当然フィルタリング機能、ペアレンタルコントロールは活用。アップロードする中身の確認もする。
与える時点で「それができないのならスマホを与えることはできない」と、ルールを決めてしまうべきだと続けます。

SNSの被害に遭ったこどものうち、フィルタリングを利用していたのは約1割にとどまっていたというデータがあります。

正木「改めてネット上の付き合いで知らない人と会ったり、やり取りをしない、連絡先を交換しない、個人情報を教えないという当たり前のことをしっかり親が教えるのも重要です」

夜間外出のトラブル

夏休みは開放的な気持ちになり、深夜徘徊、無断外泊、飲酒、喫煙、薬物に手を出してしまうこともあります。
非行の程度がエスカレートしてしまい、重大な犯罪を犯してしまうリスクも。深夜外出からこどもを守るにはどうしたらよいのでしょう?

正木「大前提として夜間にこどもだけで外出させない。出かけなければいけない時は複数人にしましょう。さらに行先、帰宅時間、門限などルールはしっかり作って連絡が取れる状況を作っておくこと」

たまり場になっている場所に近づいたり出入りすることを防ぎ、被害者にも加害者にもならない環境をつ作ることが大切。万一の場合は大声で周囲に助けを求めましょう。

正木「私も昔、道路を歩いていて突然押し倒されたことがあったんです。被害はなかったんですが、怖くて声が出せなかったんですよ」

万が一の時に行動できるように、「助けて」としっかり声を出す練習をしておくことも必要だそうです。

留守番注意

夏休みは、両親が仕事で外出し、こどもしか家にいない環境も出てきます。そこを狙う犯罪者もいます。
例えば水道業者を装って家に入り込んで被害に遭うパターン。また空き巣の逆で、居空きというパターンもあるそうです。

正木「家にいるんだけど、テレビとか見てて気づかない間に泥棒して逃げて行くんです。鉢合わせした時に暴行被害に遭ってしまうこともあるので危険です」

こどもだけで留守番をさせる時は、とにかくこどもしかいないことをわからせないことが大切。エアコンを使い、ドア・窓の施錠はもちろん、玄関チェーンもしっかりすること。

インターホンが鳴っても応対しない。知らない電話には出ない。万が一困った時には誰かに連絡を取れるようにしておくなど、家庭内のルールを作っておくことも必要だそうです。

こどもはいかのおすしで守れ

正木「こどもに対してはいかのおすしって行動原則があるんです」

いか…ついて「いか」ない。
の…車に「の」らない。
お…「お」お声を出す。
す…「す」ぐ逃げる。
し…おとなの人に「し」らせる。

正木「これを普段から練習して、咄嗟の時に行動できるようにしておいて欲しいと思います」

何かあった時の相談先として国や警察が窓口を設けています。各都道府県の警察では少年相談窓口、ヤングテレフォンがあります。

緊急ではないけれどストーカーや悪質な被害に遭って警察に相談したい時のダイヤルは#9110。もちろん緊急事態の時は110でOK。

性犯罪に関しては#8103(ハートさん)という警察の窓口で無料で相談できるそうです。

正木「こどもも大人も、困った先がマイナスになる前に、ひとりで抱え込まず誰かに相談して欲しいと思います」

夏休みに増える犯罪とSNSからこどもを守るのは大人の義務です。 
(尾関)
 

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