「奈良漬10切れ食べたから」酒気帯び運転での逮捕は逃げ切れる?
6月28日、福岡県久留米市で酒を飲んで車を運転したとして、51歳の女性が現行犯逮捕されたと九州朝日放送が報じました。この女性から酒の臭いがしたため吐いた息を調べたところ、基準値の2倍を超えるアルコールを検出。女性は警察の調べに対し「身体にアルコールが残っているとは思わなかった」と容疑を否認し、「30分か1時間くらい前に奈良漬を10切れぐらい食べた」と供述しているとのことです。7月4日放送『北野誠のズバリサタデー』(CBCラジオ)では、パーソナリティの北野誠と加藤由香アナウンサー、角田龍平弁護士がこのニュースを取り上げました。
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角田弁護士によると、2009年にも裁判で奈良漬のせいにする人がいたそうです。
呼気1リットルあたり0.2mgのアルコールが検出されたとして逮捕された被告が、「酒は飲まず、15cmほどの奈良漬を1本食べただけ」と主張。
これに対して警察は同程度の奈良漬を用意し、警察官5人に食べさせる再現実験を実施しましたが、5人全員からアルコールは検出されませんでした。
そのため、裁判所は再現実験などの証拠を踏まえて、奈良漬を食べたことで基準値を超えたという弁解は信用できないとして、酒気帯び運転の成立を認めました。
角田「今回も奈良漬を10切れ食べて検査するんじゃないですかね」
酒気帯び運転になるライン
奈良漬作りには酒粕が使われるため、アルコールが含まれることはよく知られています。妊娠中に避けておいた方が無難とも言われる食材のひとつです。
実際にどれぐらいの奈良漬を食べると、酒気帯び運転のレベルに達してしまうのでしょうか?
体重65kgの男性がアルコール度数3.5%の奈良漬を食べた場合、あくまで概算ではありますが、460gで基準値に達するそうです。
北野「460gの奈良漬、頑張って食べたとしてもだいぶのど渇きますし」
角田「10切れやとしたら、1切れがめちゃめちゃ分厚いです」
北野「ちょっと味変で食べてみました、程度じゃないですよ。奈良漬をメインで食べる、奈良漬丼ぐらいですよ」
罪から逃れることはできる?
本当に奈良漬を大量に食べたかどうかは別として、呼気からアルコールが検出されたのは事実。これを「奈良漬を食べたから」という理由で罪を逃れることはできるのでしょうか?
この理屈が通れば、基準値をやや超えたぐらいのアルコールが検出されれば、「ちょっと前に奈良漬を500g食べました」と言えば良いことになってしまいます。
ウイスキーボンボンや奈良漬など、お酒そのものではないものを食べたという理由は通らないように思われます。
最後に「ちょっと不合理な弁解ですよね」とまとめる角田弁護士でした。
(岡本)
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