中日OB・吉見一起が考える「投手にとって嫌なドラゴンズ打線」
CBCラジオ『若狭敬一のスポ音』の、元中日ドラゴンズ投手である吉見一起さんが担当するコーナー『吉見一起のフリースタイル』。4月11日の放送では、自分が対戦して嫌だと思うドラゴンズのオーダーを考えました。その理由とは?対戦ピッチャー目線から、これからのドラゴンズ打線をどうすべきかを考えます。聞き手は若狭敬一アナウンサーです。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くこんな打線は嫌だ
中日ドラゴンズ2026年、怪我人全員が戻ってきたとして、吉見さんが対戦すると嫌なドラゴンズのベストオーダーを考えました。
1番センター、岡林勇希。2番セカンド、田中幹也。3番ライト、上林誠知。4番レフト、細川成也。5番サード、福永裕基。6番ファースト、ミゲル・サノー。7番キャッチャー、石伊雄太。8番ショート、村松開人。9番はピッチャーです。
吉見「サノー、3番でもいいかなと思ったんですよ」
吉見さんは細川選手がまず嫌なんだそうです。片手でポーンとヒットやホームランに持っていかれると投手としてショックが大きいとか。
サノーの位置
サノー選手が3番にいると、細川選手と対戦する前に必ず抑えなくてはいけません。フォアボールはダメなのでストライクゾーンに投げる必要があります。
吉見「僕、大きくグワンって曲がるスライダーとかはありません。僕の中ではボールゾーンで振らせて三振ってなかなかできないんですよ」
結局ストライクゾーンの中で勝負しなくてはいけないので、結構それがしんどいんだそうです。パーンと打たれて、細川選手を迎えるのはさらに嫌だとか。
悩みに悩んだ末にサノー選手の打順は6番に落ち着きました。
長く見られるのが嫌
サードができるジェイソン・ボスラー選手を外して、福永選手をサードに入れました。吉見さんは、打順も1番か5番かで悩んでいました。福永選手の嫌なところは?
吉見「前でさばかれるバッターって嫌いじゃないんですが、長くボールを見るバッターは嫌なんです」
吉見さんは、長く見られてパーンと引っ張ったり、逆方向に打つバッターは嫌だとのこと。ボールを見られている感じがしてネガティブになるそうです。
福永選手は、長くボールを見ることができる上に足が速いのも嫌な理由だとか。長打もありそうで、短打で出たらスチールも警戒しなければいけません。
期待に応えられる打者
福永選手を5番にしつつも「1番でも面白い」と吉見さん。
下位から始まる打順。例えば8番の村松選手が出て、9番のピッチャーが送りバント。1番に戻ります。そこに福永選手がいると…。
吉見「最悪歩かせる選択肢もあるかもしれないですけど基本的にそんなことはない。そこで長打打てるバッターが入ってくると、僕は嫌だなと思うんですよ」
吉見さんが現役時代には、こんな状況で読売ジャイアンツの坂本勇人選手、阪神タイガースのマット・マートン選手がいる時が嫌だったそうです。
吉見「ドカーンもある、コンタクト率もある、ほっといたらスチールもする。そういうバッターが嫌なんで、1番でもいいかなと思ったんです」
今回は5番に置いた吉見さん。4番・細川選手を歩かせても、福永選手なら打ちそうとのこと。
吉見「細川がダメでも何とかしてねっていう期待に応えられるのが福永だと思ってるんで。僕が投げるんだったら福永が5番にいると嫌ですね」
チームを動かす2番
吉見さんが打順を考えるうえですぐに決まったのが2番セカンド、田中選手。1番の岡林選手が塁に出ると、2番に何でもできる選手がいることで、ピッチャーは悩ましい思いをするそうです。
塁に出た岡林選手はスチールもある。次の田中選手はラン・アンド・ヒットもある、バントもある、バスターもある。何をしてくるかわかりません。
吉見「意外と小力あるので何でもしてくれる。野球偏差値が高い子なので、そこにいることがチームを動かす原動力になるんです」
投手が嫌う打線
吉見さんは7番、石伊捕手。8番、村松選手という並びにしました。石伊捕手が塁に出た場合、何でもできるのが村松選手と考えて、こう並べたそうです。
では順番が村松、石伊にして、村松選手が塁に出た場合、石伊捕手は何をしてくる?
吉見「基本そうなったらバントだと思うんです。でもピッチャーが疑いを持たなくちゃいけないのが村松だと思うんですよ」
つまりピッチャーに余計なことを考えさせるのが良い打線のようです。
吉見「もちろんホームランも大事ですよね。そこに足速いぞ?何かしてくるかもって思うだけで僕はネガティブになりました」
如何にピッチャーに気持ちよく投げさせないかがポイント。今年のドラゴンズ、いつこの打線になるのでしょうか?
(尾関)
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