名古屋のテレビ塔が紫色に「パープルデー」とは
名古屋・栄の中部電力 MIRAI TOWERが紫色にライトアップされています。これは、3月26日のてんかんへの理解を広げる国際啓発デー「パープルデー」に合わせて点灯されているもので、15日には名古屋でもパープルデーのイベントが開催されました。このイベントに光山雄一朗アナウンサーが訪れ、翌日16日の『CBCラジオ #プラス!』で紹介しました。聞き手は三浦優奈です。
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パープルデーは、脳の病気であるてんかんについて理解を深めるための国際的な啓発の日で、毎年3月26日に行なわれています。
紫色は、てんかん患者への理解と応援を象徴するシンボルカラーです。
脳の細胞のリズムが乱れて脳が興奮することで起きるてんかん。
患者数はおよそ100人に1人とされており、適切な診察と治療を受ければ日常生活を送ることも可能です。
一方で、社会の理解が十分とは言えず、偏見が残っている面もあります。
光山「患者の方が自分の病気を周囲に言い出せない現実もあるようです」
パープルデーは、カナダのてんかん患者の9歳の少女が、同じ病気への理解を広げたいと願ったことがきっかけで2008年に始まりました。
少女の好きなラベンダーの色にちなんで紫色がシンボルになり、世界各地で啓発活動が行なわれています。
名古屋でも行なわれた啓発イベント
名古屋では、パープルデーに合わせたイベントが久屋大通公園で開かれました。
光山もテレビの生放送を終えたあと会場を訪れたといいます。
光山「病気のことを知ってもらう啓発イベントなんですけど、第一印象はとにかく雰囲気が明るくて楽しい」
会場にはおよそ10の飲食ブースが並び、ステージも設置。
アイドルグループのライブが行なわれたほか、メインイベントとしてプロレスの試合も開催されました。
栄の中心部に設置されたリングでプロレスラー同士が激しくぶつかり合う迫力ある試合が繰り広げられ、多くの来場者が足を止めて観戦。
客席も満席で立ち見が出るほどの盛り上がりだったといいます。
試合の後にはプロレスラーから「パープルデーや、てんかん患者への理解を広げてほしい」と呼びかけが行なわれました。
イベントを主催する一般社団法人「一般社団法人Purple Day Japan」の代表理事であり、てんかん専門の「すずかけクリニック」院長を務める福智寿彦先生は、あえてこうしたエンターテインメントを取り入れる理由をこう語ります。
「過去に講演会を行った際、来るのは患者さんや知識のある方ばかりだった。もっと知らない人にも来てほしい、知ってほしい。だからこそアイドルやプロレスラーを呼び、明るく楽しく元気よく、理解の輪を広げていきたい」
これに対し三浦も「情報をもともと持っている人はアンテナも高いけれど、知らない人にどう知ってもらうかというイベントですね」と、その手法の意義に共感を示しました。
企業が知ることで採用も変わる
光山は福智さんの話の中で、特に印象に残ったのが就職に関する話だったと語ります。
てんかん患者の就職支援に関わる中で、「対応方法がわからないため採用が難しい」と考える企業も実際にあるとのこと。
一方で、ある企業では患者を1人採用したことで対応方法がわかり、その後は複数のてんかん患者を採用するようになったケースもあるそうです。
光山「こうした企業の動きが増えると、患者の方も勇気を持って社会に出ていけるし、周りの人の理解も深まる。理解を広げる近道になると感じました」
今週、中部電力 MIRAI TOWERは紫色に染まり、静かに支援のメッセージを届けています。
この光をきっかけに、まずは「知ること」から始めてみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)
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