永遠の疑問「なんで勉強しないといけないの?」に対する究極の答え
11月14日付けの東洋経済オンラインの記事によれば、「勉強すればするほど長生きする」という驚きの研究結果があるそうです。教育年数と平均寿命の関係について『頭のいい人だけが知っている世界の見方』(KADOKAWA刊)という書籍を今年発表した西岡壱誠さんが解説しています。この日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、この記事を基に北野誠と氏田朋子が「勉強と長生き」について語ります。
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「勉強すればするほど長生きする」という驚きの研究結果について語る北野。
北野「『小学校~それは小さな社会~』(監督・編集:山崎エマ/2023年)という映画を観たとき思いましたが、世界中で日本の学校がすごいと思ったところは、海外の学校では自主性を重んじるというのが多いが、日本の場合は団体生活をできるというのに重きを置いていることです。
つまり、他人の嫌がることはやめましょう、ちゃんと団体行動をとれるようにしましょうと、日本は教育しています。
映画を観たときに一番驚いたのが“団体責任”という言葉です。これは海外ではあまり聞きません。日本は規律を乱すとどうあるべきかをホームルームで考えたりします」
勉強に行き詰ったとき
『小学校~それは小さな社会~』を観て考えたことを続けて話す北野。
例えば数学で「微分積分を覚えてどうなる?」と思う人はいるでしょう。
普通かの高校では文系と理系に分かれることがますが、文系なら微分積分は将来使うことは稀です。
親は一度はこどもから「何のために勉強するの」と聞かれることがあるはずです。それはこどもが勉強に行き詰ったときです。
こどもが「なぜ勉強しなきゃいけないの?」と聞いてきたら、そのときは「そのこどもが現実逃避をしたがっていると親は思った方がいい」と北野。
その時こどもは、壁に突き当たって理解できないところにきた、といいます。
小学生には通じない?
ところがこういうことを言われたときに、最新の研究で意外な答えが出ました。
記事にもなった「勉強すれば、するほど長生きできる」というもの。
「しかし、小学生にこれを言ってもなぁ~」と北野。
北野「そんな遠い先のことはいらんねん。いま壁に当たっているんです。納得しません。長生きしたいかと言われても、そんなに長生きしたくない子もいます」
記事の基になった論文には「所得が一定以上低い人は平均寿命が短くなる傾向にあるが、一定以上の所得からはあまり関係ない」とあります。所得による平均寿命の差はあまりないそうです。
一方で、勉強には健康を改善させる効果があることも書かれています。
英語を学ぶなど興味があるものに取り組むことも立派な勉強です。自分の知的好奇心を刺激して、興味がわくことは生き甲斐になります。わくわくする心がいいそうです。
歳をとるとだんだん新しいわくわくがなくなります。だから日頃興味があることを調べてみるだけでもいいと北野。
それは孤独にならないということにもなります。
「常に何かに興味を持つことが大事」とまとめた北野でした。
(みず)
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