CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

地元民も驚き。「チャーラー」は名古屋発祥の食文化だった!

地元民も驚き。「チャーラー」は名古屋発祥の食文化だった!

あなたが中華のお店に入ってラーメンと炒飯を食べたいとき、なんと注文しますか?「チャーラー」と即答した人は名古屋圏の人。どうも、この呼び方はこの辺り独自のものらしいです。9月11日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では「チャーラー」について、タレントの福田ちづるさんがリポート。聞き手はつボイノリオと小高直子アナウンサーです。

関連リンク

この記事をradiko(ラジコ)で聴く

「チャーラー」は名古屋独特

関西出身の小高、すっかり名古屋で「チャーラー」という言い方になじんで、関西で何と言っていたかわからないほど。

福田「これ、ほとんど名古屋エリアと言ってもいいくらいです。岐阜の南、三重なら東の方。だからチャーラーと言われてもリスナーの中には『何?』という方もいらっしゃるかもしれないです」

「チャーラー」と呼ばない人はたいてい「炒飯とラーメン」と言います。

この日は、「チャーラー」は名古屋独特で、それをもっと全国に認知して欲しいということでお祭りまでやろう、という話題です。

「チャーラー」はお得

関東では「半チャンラーメン」、関西は「半チャンセット」と言うところが多いそうです。他にも「ハーチャン」などの呼び方があるようです。

「半チャン」は半分の炒飯を指し、ラーメン一杯に炒飯半分のセットが基本。
しかし名古屋近辺で「チャーラー」と言うと、チャーハンもラーメンも一人前ずつが標準です。どっちが主役というものではありません。

名古屋の「チャーラー」には他にも特徴があります。
店によっては、味噌、醤油、台湾、とんこつなどラーメンの種類も選べます。
さらに炒飯の代わりにマーボー飯、中華飯、天津飯が選べるところもあります。「チャーラー」の名の下では、ラーメンとチャーハンは対等。これが名古屋ならではです。

つボイ「お買い得感があるよね」

福田「まさにそう!お得なものが大好きな名古屋が生み出した食文化です。リーズナブルで満腹満足です」

セットもの文化

「チャーラー」の歴史は諸説あります。
そのひとつが名古屋市千種区の覚王山にあった「真弓苑」が源流というもの。
1980年代、日本人の料理長の渡辺さんと、中国からやってきた崔さんという料理人がタッグを組んで、日本の中華料理と本場中国の中華料理をそれぞれ教え合い、切磋琢磨していました。

当時、中国料理というと円卓で大皿で宴会料理でした。一皿が大きく、1,200円から1,500円とちょっと高めで、専らディナー料理でした。

もっとお得にしたいと考えた二人は、名古屋の喫茶店でおなじみのモーニングを参考にしてセットを考えたそうです。
現在名古屋の町中華には必ずと言っていいほどセットメニューがありますが、これはふたりは考案したものと言われます。

「チャーラー」はこのようにして生まれたセットのひとつだったのです。

「チャーラーまつり」開催中

今年9月1日から11月20日まで、愛知県中華料理生活衛生同業組合主催で「チャーラーまつり2025秋」が開催されます。今年2年目ながら、40店舗が参加します。

期間中、スマートフォンの専用アプリを利用してスタンプラリーが開催されます。
参加店でチャーラー1セットを注文し、スタンプを5個集めると1回、スマホ上のルーレット抽選で、参加店で使用できる電子チケットが進呈されます。
また、参加店を15店舗クリアするごとに、オリジナルTシャツや豪華賞品も進呈されます。

福田「各店いろいろな趣向をこらしてチャーラーを出しています。お得大好き名古屋のお祭りです」

つボイ「チャーラーという言葉が名古屋発祥と初めて知りました。この文化を大事に守っていきたいです」
(みず)
 

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP