ついに登場!注目が集まる「クマ保険」
世の中にはさまざまな保険がありますが、世の中の移り変わりとともに新しい保険が誕生するようです。全国各地で野生のクマが人里や観光地で頻繁に出没するニュースが盛んに報じられていますが、その被害が経営リスクになることも。12月11日放送『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)では、AERA(朝日新聞出版)の記事などを基に、パーソナリティの北野誠と加藤由香アナウンサーが、クマの被害に対応した保険について取り上げました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くどこまで補償される?
最近、「自動車保険や火災保険でクマ被害が補償されるのか?」という問い合わせが保険会社に相次いでいるそうで、東京海上日動火災保険ではこの12月からクマ保険を販売開始。
宿泊施設やレジャー施設がクマの侵入で一時閉鎖した場合の営業損失、再発防止費用を補償する事業者向け保険。
また、緊急猟銃時の流れ弾による第三者への財産損失補償費用を自治体が負担するというリスクをカバーする保険など、新たなリスクを管理するための保険として注目されています。
今やクマ被害のニュースを見ない日はないというほど被害が多く、特に東北の方は大変な状況になっています。
記事によると、損害保険ジャパンの秋田支店にも法人や個人を問わずクマ関連の相談が増加していて、どこまで補償の範囲になるのかという問い合わせが多いそうです。
今の保険で対応可能な場合も
個人では、普段の生活でクマに襲われてケガをした場合は傷害保険で入院費や通院費などが補償され、自家用車が傷ついた場合は自動車保険に車両保険が付帯されていれば、修理費が補償されるそうです。
また、自宅の窓や壁を壊されてしまった場合でも、不測かつ突発的な事故が付帯事項としてついていれば火災保険で補償されるとのこと。
山間の旅館では、熊が出没したことによってキャンセルが相次ぐという直接的な損害があります。
さらに露天風呂で景色がよく見えるようにと柵を低くしていたものを上げなければならないとなった場合に、費用がかかってしまいますが、クマ保険ではそのような補償もされるそうです。
そして、ハンターにも保険が効くかどうかという、自治体からの問い合わせもあるそうです。
しばらくクマは出てこない?
12月になりめっきり寒くなってきましたが、ここで誤解を招きそうなのが、クマの冬眠について。
冬眠の時期に入ったら、しばらくは被害がなくなるのではないかと思ってる方は多そうです。
北野「冬眠したら絶対起きて来ないって思ってる方が多いですけど、あれは半冬眠で、何かあった時に巣穴から出るんですよ。
100%安心じゃないってことは、ちょっと覚えておいた方が良いと思いますので。冬眠に失敗したクマほど凶暴なものはないので」
冬眠する時期なのにウロウロしているクマは、お腹がいっぱいではない状態のため、より危険とのことです。
そして、1915年(大正4年)に発生した三毛別羆事件を引き合いに出し、「みなさん一応気をつけておいてください」と最後にまとめました。
(岡本)
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