“幻のスイーツ“ SNSで話題の「三不粘」とは?

杏仁豆腐、ナタデココ、タピオカなど、日本ではこれまでにも数々のアジアンスイーツがブームを巻き起こしてきました。そんな中、今SNSでじわじわと注目を集めているのが「三不粘(サンプーチャン)」という中華スイーツです。材料も作り方もシンプルながら“幻のスイーツ”と呼ばれています。9月10日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、三浦優奈が永岡歩アナウンサーにこの「三不粘」について紹介しました。最後は意外な結末に。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く三不粘の意味は「3つのくっつかない」
「三不粘」とは中国の伝統的なスイーツで、名前には“3つのものにくっつかない”という意味が込められています。
具体的には、皿・箸・歯にくっつかないということ。
永岡「だいたいそうじゃない? 鯖の塩焼きとかそうじゃん」
三浦によると、見た目は粘着力がありそうなのにくっつかない、というギャップがポイントのようです。
その見た目は、手のひらサイズで黄身のような色合い。
お餅と水飴の中間のようなとろっとした質感で、まるでスライムのようだと言います。
シンプルなのになぜ幻?
三不粘の材料は、卵黄・砂糖・ラード・でんぷんと非常にシンプル。
作り方もボウルに材料と水を入れて混ぜ、中華鍋でラードを少しずつ加えながら加熱して水分を飛ばしていく、というシンプルな流れです。
しかし“幻のスイーツ”と呼ばれる理由は、調理中の「叩きつける工程」にありました。
この作業は焦がさないように火加減を調整しながら、おたまで絶え間なく数分間叩きつける必要があります。
時間にして約10分弱。しかも、材料がシンプルなため、味のごまかしがきかず、調理の難易度はかなり高いとのことです。
実際、中国でも三不粘を作れる料理人は限られており、日本国内でこれを提供しているお店も非常に少ないそうです。
日本国内でも数店舗のみ。価格は?
三浦の調べによると、日本で三不粘を提供している店舗は千葉県に1店舗。
こちらでは仕込みに4~5時間かかるため、1日1組限定・完全予約制での提供とのこと。価格は2,200円です。
この値段を聞いた永岡は驚きの声を上げます。
永岡「仕込み5時間かかって!?仕込みだけで時給400円になっちゃうね!」
確かに材料費は安価ですが、仕込みの時間を考えると、提供価格はむしろ破格かもしれません。
また、三浦は名古屋市・国際センター付近にある店舗でも三不粘を見つけたとのこと。
こちらでは価格が4,400円で提供されています。
永岡は「人件費考えたら安いくらいかな。材料費はアレだけどそんなのはな」とコストに理解を示す一方で、三浦は「スイーツとしては高い」と感じたそうです。
また、三不粘は高級中華料理店でコースの一部として提供されることが多く、単品で気軽に注文できるものではありません。
フルコースで頼むとひとりあたり1~2万円になることもあるそうです。
三浦の食リポに期待
ここまで熱心に調査・紹介してきた三浦ですが、実はまだ三不粘を食べたことがないと判明。
永岡「食べてきてよ(笑)。ていうか、食べてきてから喋ってよ!(笑)」
ツッコミを受けつつも、三浦は「今日は食べてみたいなって話(笑)」と苦笑い。
どうやら価格に尻込みしている様子です。
その代わりに、三浦は実際に食べた人の感想を紹介しました。
「食べるともちもち、口当たりまろやか、上品な甘さを感じられる」
永岡「それはもう想定内なのよ!(笑)想定変えるエピソード欲しい!(笑)」
果たして、三浦の本格食リポは今後実現するのでしょうか?
(ランチョンマット先輩)
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