中日OB・中村武志からドラゴンズ関係者へ。秘策あります!

6月16日、韓国プロ野球チームの起亜タイガースでコーチを務める、元中日ドラゴンズの中村武志さんがCBCラジオ『ドラ魂キング』に電話で出演しました。現在展開されている交流戦について、大谷ノブ彦(ダイノジ)と加藤里奈とともに語りました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くなぜパ・リーグは強い?
セ・パ交流戦12試合が終わった時点でドラゴンズは6勝6敗。セ・リーグでは広島東洋カープとともに1位。
しかし12球団中、1~6位がパリーグです。なぜパ・リーグは強いのでしょうか?
中村「DHはひとつのポジションなので。パ・リーグはそれ専門の人がいる。その点ではDHに慣れているパ・リーグは有利かな」
大谷「確かに、ドラゴンズはDH固定できなかったな」
中村さんの解説に納得する大谷。
Aクラスはいける
大谷は、ここでなぜか阪神タイガースを心配しはじめました。
中村「大谷さん、トラファン?ドラファン?最初僕と出会った時には阪神ファンの疑いをかけられてましたもんね」
中村さん、阪神の話題はサラリと流してリスナーの質問へ。
「ドラゴンズ以外の他のチームが付き合ってくれたので、負けた割にはゲーム差が縮まっていません。このペースなら交流戦が終わったら、Aクラスに食い込む可能性はありますか?」(Aさん)
中村「可能性もなにも、いけるでしょ」
久しぶりに中村さんからドラゴンズへのポジティブな意見が聞けました。理由は好調な投手陣だそうです。
疲れるまで使え
話題は最近のキャッチャー事情について。
木下拓哉捕手が離脱して頭角を現してきたのがルーキー石伊雄太捕手。
中村さんは「ルーキーは必ず疲れが来るので、疲れたとわかれば代えればいい。いけるならずっと使えばいい」と話していました。
加藤「石伊捕手はすごい真面目でした」
中村「何言ってるんですか。僕も真面目だったんですよ」
大谷「真面目にせざるを得なかったんでしょ(笑)」
燃える男・星野仙一監督の元で過ごした中村さんです。
打撃好調に理由
ファームに張り付いて取材している加藤によると、石伊捕手は、監督の隣でよくメモをしていたそうです。
何を書いていたのか加藤が訪ねると、「チームのデータと自分のデータの差を調べて、自分の感覚を知るためにメモしている。それで予習復習をする」と話してくれたそうです。
中村「データは自分で作っていくんですよ。データを出してくれる人と自分が経験したものを自分のデータとして活かしていくんです」
石伊捕手、急に打ち始めて打撃も絶好調。 11日には5打数5安打と大活躍。月曜日の段階で打率2割7分7厘。
大谷「キャッチャーとして出続けると読みが当たるようになる?」
中村「読みが当たるのではなく、身体が反応できるんですよね。ましてや中日の投手陣は投手力があるから良いボールを受けるわけじゃないですか。だから目が慣れるんですよ」
打てる時は固め打ち、さらに長打力も期待できるそうです。
ドラゴンズ必勝案
今週はオリックス・バファローズ、北海道日本ハムファイターズとのバンテリンドームナゴヤ6連戦。
勝敗は、中村さん3勝3敗、加藤4勝2敗、大谷は5勝1敗と予想しました。
最後に中村さんは、ドラゴンズ関係者に伝えて欲しいとメッセージを大谷に託しました。
中村「左ピッチャーでも右ピッチャーでも 、1番から3番まで取りあえず固定しましょう。岡林(勇希)、田中(幹也)、上林(誠知)。この3人で1点取れる。ちゃんと伝えといて下さいよ」
大谷「落合英二さんしかコネねえわ(笑)」
中村さんのメッセージはドラゴンズ関係者に伝わるのか?これからの打順に注目しましょう。
(尾関)
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