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山田久志、長嶋茂雄さんについて語る「輝いて眩しかった」

山田久志、長嶋茂雄さんについて語る「輝いて眩しかった」

「輝いて眩しかった」6月3日に亡くなった長嶋茂雄さんに対する山田久志さんの言葉です。元阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)投手で中日ドラゴンズの監督経験もある山田さんは、3度日本シリーズで対戦したことがあります。16日の『CBCラジオ #プラス!』では、光山雄一朗アナウンサーが山田さんに取材し、長嶋さんに触れた内容を紹介しました。聞き手は三浦優奈です。

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オーラとは違う眩しさ

山田さんがプロ野球で活躍していたのは1969年~1988年。その間には、長嶋茂雄さんと王貞治さんが中心となった読売ジャイアンツ「V9」の時代もありました。
阪急ブレーブスに在籍していた山田さんは、そのV9時代のジャイアンツと3度日本シリーズで対戦したことがあります。

光山が当時の長嶋さんの印象を山田さんに尋ねると、ひと言「輝いて眩しかった」との答え。

三浦「オーラが?」

光山「これ、オーラとは別なんだよ。なんかオーラとは別の輝かしい眩しさがあったって」

ひとりだけ違う世界に感じたほどの眩しさがあったそうです。
光山が紐解いて行きます。

マウンドから見る長嶋さんの姿

まずは打席の中での「眩しさ」。

普段はテンポよく投げる山田さんは、3番サード・長嶋さんを相手にすると、どうしてもその姿を追いかけてしまったそう。

「いや、長嶋茂雄さんはね、バットを短く持って、とにかくぴゅっとバットスイングが速かったんだよ」

山田さんは、マウンドから見つめ続けたバッターボックスに立つ長嶋さんの姿を振り返ります。
フォームは少し前屈みに、懐の部分を大きくしながらという打撃の構え。
その姿は中日ドラゴンズに在籍した高木守道さんに似ていたそうです。

そういう前屈みになりながらのフォームのため、インコースは投げにくかったとのこと。

「当てたら大変なことになるからね。周りからなんと言われるか(笑)」

山田さんは18.44m先で感じたことを語りました。

試合以外での長嶋さんの姿

打席以外の場面での長嶋さんについても思い出を語る山田さん。

試合前の練習の時にばったり会うと「山ちゃん、元気?」とフランクに声をかけてくれたとのこと。
長嶋さんには「笑顔で接する眩しさ」みたいなものもあったようです。

ただ、フランクな部分は山田さんとふたりきりの空間だけ。
グラウンドの時には監督やコーチとして山田さんに接したそうで「このあたりの使い分けも素晴らしかったな」と山田さんは振り返りました。

訃報に接した時はかなりのショックを受けたという山田さんでしたが、ミスタープロ野球の話をしていくとぱっと笑顔になったそう。

光山「そして話に花が咲いていく。その時の山田さんの表情は『眩しかった』です」
(ランチョンマット先輩)
 

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