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ケガ人復帰の希望は?敗戦と勝利を繰り返す名古屋グランパス

ケガ人復帰の希望は?敗戦と勝利を繰り返す名古屋グランパス

今季の名古屋グランパスは、負けてはやっと勝ち、それでもチームの状況が上向いてこない状況が続いています。先制してもリードを守り切れない、逆転されることも多い原因は一体どこにあるのでしょうか?5月3日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、現地観戦を続けている城所あゆねが、リスナーの投稿を交えて現状を分析しました。

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チャンスをものにできなかった敗戦

4月25日、アウェイ・県立カシマサッカースタジアムで行われたJ1第12節・鹿島アントラーズ戦は、残念ながら0-1で敗戦。またアウェイで負けてしまいました。

城所「これでアウェイ戦未勝利です。ただ、前半はグランパスペースで何度か惜しいシュートもあったんですよね。ゴールまであと一歩まで迫ったのに得点を奪えず、前半は両者無得点で折り返しました」

しかし、後半9分にアントラーズのMF知念慶選手に先制を許すと、そのまま反撃できずタイムアップとなりました。

前半のグランパスにとっていい時間帯に決めきれなかったことが全ての敗因。
逆にアントラーズは逆にこの試合でJ1通算600勝を達成し、記念すべき試合となりました。

Jリーグ開幕戦もグランパスはアントラーズと対戦して敗戦、この試合も含めて記念すべき節目の試合で「グランパス=相性のいい対戦相手」というイメージを持たれていそうだからこそ「この試合で通算600勝達成はしてほしくなかった」と振り返ります。

先制しても勝てない…

続いて29日、ホーム豊田スタジアムで行われたJ1第13節・柏レイソル戦も1-2で連敗。
先制からの逆転負けを喫しただけでなく、ホームでの連勝も3でストップしました。

城所「この試合でよかったことと言えば、FW山岸祐也選手がケガから復帰したことかな」

試合は、開始2分にグランパスのMF稲垣祥選手が先制し、1-0にしますが前半33分レイソルのMF山田雄士選手がゴールを決め、前半は1-1で折り返します。

さらに、後半5分にはレイソルのFW細谷真大選手にゴールを決められ、逆転されます。そのまま試合はタイムアップとなりました。

放出した選手が新天地で活躍

リスナーからも投稿が寄せられています。

「稲垣選手のゴール最高でしたが逆転負け。悔しいですね。前半リードしている間に追加点が取れていたら…と思いました」(Aさん)

城所「そう、グランパスがいい流れや時間帯を作れているうちに追加点が欲しかったと思います。ただ、ゴールポストに当たった惜しいシーンもあって、2回ほど稲垣選手のもったいないシュートがあっただけに悔しいですね」

この試合には、昨季までグランパスに所属し今季から柏レイソルへ完全移籍したMF久保藤次郎選手も出場しており、新天地で活躍している姿を古巣に見せつけました。

久保選手はJ2の藤枝MYFCからグランパスへ2023年移籍してきましたが、徐々に出場機会を失い、結果的に移籍した選手です。

「グランパスはJ2などで評判になった選手を獲得しては、満足に起用しきれず放出する繰り返し。つまみ食いをしている」と他チームのサポーターに揶揄され、補強にも影響が出ているのでは?と言われる強化体制。今季の低迷と関係しているかもしれません。

なお、5月3日に国立競技場で行われたJ1第14節・清水エスパルス戦は3-0で勝利。
ただし、まだまだ危機的状況は続いており、後半はもっと苦しい状況に追い込まれる可能性もあります。

次の試合は、6日にホーム・豊田スタジアムで開催のJ1第15節・ファジアーノ岡山戦です。

グランパスのGKシュミット ダニエル選手よりも若く、2020年東京五輪ドイツ代表の守護神GKスベンド ブローダーセン選手を擁する堅守を誇る相手にどう戦うのか。薄氷を踏むような状況は続きます。
(葉月智世)
 

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