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内気なあなたも大丈夫。春のコミュニケーション心理術

内気なあなたも大丈夫。春のコミュニケーション心理術

就職や進学で新生活を始めた方にとって、課題は新しい環境に馴染むことでしょう。4月15日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、パーソナリティの加藤里奈が「初対面にオススメ、春のコミュニケーション心理術」と題して語りました。聞き手は三浦優奈です。

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心理学的に考える

自身をこんな言葉で表現する加藤。

加藤「もともとコミュニケーションは得意。人大好き。人間LOVEで生きてます。人間が好きで好きでしょうがない」

自分の得意分野を伸ばしたくて大学は心理学部へ入学。心理人間学科でコミュニケーションを専門的に学び、心理士の資格も持っているそうです。

新しい人間関係が始まる春。どうすれば打ち解けられるのでしょうか?まずは人と対面する基本から解説していきました。

加藤「まず第一印象。これはすごく大事なんですよ」

心理学で「初頭効果」と言い、最初に捉えられた印象は後々まで響くそうです。ソロモン・アッシュという心理学者が明らかにしたことだとか。

見かけは重要

では最初に捉えた印象の何が響くのでしょうか?

アルバート・メラビアンという学者が調べた、メラビアンの法則によると、話す内容などの言語情報から受ける印象が7%。相手の声や話し方の聴覚情報からは38%。見かけや仕草などの視覚情報からが55%だそうです。

加藤「なので、自分のお気に入りの服よりも、なるべくTPOを考えた服装にすると良い印象が持たれます」

次に他の人たちと仲良くなるにはでうしたらいいでしょう?
心理学では、似てるものに好感を持つ「類似性」という言葉があるそうです。

加藤曰く、部活や好きな教科など、自分と一致する点を見つけて、そこから深く話しに入っていくといいとのこと。

恋愛とも当てはまる

加藤「一方で相補性という言葉もあって、これ量子力学でも出てくる言葉なんだけど、心理学の相補性は、自分にはない物を無意識に相手で補おうとする心理。これもまた良いとされているんです」

ちなみ量子力学の相補性とは、ニールス・ボーアが提唱した言葉。素粒子は粒であり波でもあるという矛盾した状態のこと。

加藤「これは恋愛にもそう“みたい”なんですけど」

恋愛が弱点の加藤。「みたい」を強調して、急に自信がなくなっていました。

三浦「恋愛もそうかも知れない。同じ考えの人もいいかもしれないけど、全然違う人ってことね」

恋愛マスター三浦は、すぐに恋愛での相補性を理解しました。

知らない人との会話で使いやすいのは類似性だそうですが、恋愛では相補性の方が上手くいくことが多いとか。

恋愛では似すぎていると喧嘩をするデメリットがあり、相補性だと、補いあうことによって相手に対する魅力が倍増することもあるそうです。

ミラーリング

類似性、相補性は理解したけど、話がうまくできない。そんな時は?

加藤「どうしよう。難しいとなったら、ミラーリングという技を使ってください」

「ミラーリング」とは相手が水を飲んだ時に水を飲む、など相手と同じような行動をすること。そうすることで、似ているという感覚に陥るそうです。

三浦「それ恋愛にも使えるって聞いたことある。お水飲むタイミングを一緒にするとか」

加藤「じゃあそうかもしれない。そこだけ急に自信がなくなるんですけど」

ただ、真似のし過ぎは嫌われるもと。適度にした方がいいとのことでした。

仕草にも気をつけよう

他人と打ち解けるには「自己開示」という方法があるそうです。自分のことを相手に話す自己開示をしていくことで、相手も信頼して話してくれるようになることだとか。

三浦「私、初めましての飲み会で結構やるかも。カトリーナさんと初めてご飯食べた時もね」

加藤「めちゃめちゃ喋っていてびっくりしちゃった」

話すことと同時に仕草も大切だそうです。自分の精神面って体に現れるとか。

例えば腕や足を組んでいるのは、自分の意見を閉じているという見た目になってしまうとのこと。なるべくオープンにしたほうが、相手は心理的に話しやすくなるそうです。

加藤「春は生活の変化もあると思いますので、ぜひ、これが一助になればと思います」
(尾関)
 

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