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ミャンマー大地震、救助や支援に不安の声が上がる理由

ミャンマー大地震、救助や支援に不安の声が上がる理由

3月28日に、ミャンマー中部マンダレー付近を震源としたマグニチュード7.7の地震が発生しました。これにより多くの建物が崩壊し、多数の死傷者が出ています。3月31日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、この痛ましいニュースに関心を寄せるリスナーから投稿が寄せられました。世界中で復興支援や募金などの動向に注目が集まっているようですが、順調にいかないのではと心配する声が上がっています。つボイノリオと小高直子アナウンサーが、投稿を紹介しながら解説しています。

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なんとか力に

「ミャンマーの地震では隣接するタイでも大きく揺れて、建設中の高層ビルが倒壊しました。この地震に対する募金が行なわれるなら協力したいと思います」(Aさん)

つボイ「そういう気持ちになりますよね。これ他人ごとじゃないですからね」

日本も幾度となく震災に見舞われ、そのたびに国内外から支援を受けて復興してきました。「困っている人を何とか助けてあげたいという気持ちはよくわかる」とつボイ。

「日本人ひとりが倒壊した家屋の下敷きになっているようで、連絡が取れないと外務省が発表しました。
専門家が、ミャンマーは地震に弱いレンガ造りの建物が多いため余震で被害が拡大することもあると言っていました。救助活動がしっかり行なわれて、ひとりでも多くの人が助かって欲しいと思います」(Bさん)

今後まだまだ被害が出てくる可能性があり、心配は募ります。

軍事政権下での地震

世界中がミャンマーの現状に心を痛め、何とか支援をしたいと思っている一方で、懸念されていることがあります。

「ミャンマーは軍事政権で、支援も自由には入れないみたいです。関係のあるロシアや中国が支援に入っているそうですが、なかなか救助もできないようです。現地は暑いので脱水などの心配もあり、早く助けてあげて欲しいと思います」(Cさん)

政権を取っているのは軍事政権であり、さらにその軍政との内戦を続ける政治組織もあり、国内情勢は複雑です。その中で軍事政権は国外からの支援を要請。友好国である中国やロシアに加え隣国のインドとタイから救助隊が派遣されているようです。

つボイ「何か国でも、援助ってたくさんあればあるほどいいですからね」

ただし現政権については疑問視するつボイ。

つボイ「きちんとした選挙で選ばれた政府であればいいんですけど、それらがはねのけられてクーデターによってできた政権下での大地震ということで、援助の仕方がややこしい」

内戦状態のミャンマー

支援の手が入ったとしても、さらに不安な要素があります。

小高「内戦状態だとしたら、戦ってる少数実族の人たちのところまで支援が届くのか?とか」

つボイ「それどころか、この状態でもまだ、反政府の人たちに対して攻撃を仕掛けてるということらしいじゃないですか」

内戦状態で政治が非常に不安定な状況下で、支援や救助が適切な場所に、必要な人に届くのかということが懸念されています。

つボイ「内戦で街が壊れているところに、さらに地震で壊れているというのが国内の状態ですからね」

小高「海外から支援の声が上がっても、じゃあどこが中継するのか。本来なら政府がやるんですけど、なにせ軍事政権ですから。うまく機能するのか」

日本国内でも世界各国でも、ミャンマーのために何か力になりたいとたくさんの人たちが思っていますが、それらがきちんと本当に困っている国民の元に届くのかという不安があるようです。

手を取り合って

このミャンマーの現状に対して、リスナーからもこんな声が寄せられています。

「大自然による天災の前では人類は無力です。しかし戦争や紛争は人災であって、軍事政権も民衆も救出と復興に一丸となって、軍事衝突だけはやめて欲しいと思います」

つボイ「人間同士がいま揉めてる場合じゃないですよ、ということですね」

ミャンマーの政府は休戦などの声明は出していない模様で、それどころか相変わらず攻撃を続けているとのこと。

小高「どちらかといえば、これをチャンスに変えてやろうとすら思っているように感じます」

こんな状態で、本当に支援が届くのでしょうか?心配は尽きませんが、とにかく一刻も早く、ひとりでも多くの人の命が救われることを願うばかりです。
(吉村)
 

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