定年退職後の「認知症」が怖い!みんなはどうしてる?

還暦を迎える頃に気になるのが認知症。加齢により他人の名前が思い出せない、いろんなことが面倒になると自覚する頃、定年が近づいてきます。退職したら、こうした傾向がさらに強くなり認知症への不安が増します。いったい退職後は何をしたらいいのでしょうか?3月28日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』では、男性の退職後の生活について、北野誠と氏田朋子が投稿を基に論じます。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く定年後に認知症の危機が
現在は人生100年時代。老後を楽しみたい一方で気になるのは認知症。
特に「面倒くさい」と口にする機会が増えたら、認知症のグレーゾーンに入った疑いがあるそうです。
長年の趣味が楽しめない、面倒くさい症候群が認知症の加速をうながします。
一番危険なのが60歳定年を迎えて、家でのんびりしたいと思って、ずっとテレビやYouTubeだけ見て、外に出かけないタイプ。
特に男性は孤独を避けた方がいいそうですが、定年退職すると否応なしに他人と会う機会が激減します。
年甲斐もなく生きる
北野「例えば、氏田のお父さんが8年くらいやっている小学校の通学の見守りをする学童養護員はいいですね。誰かと関わる。
しかもこどもから『おじちゃんありがとう』と言われる、幾ばくかの報酬ももらえる。生き甲斐になります」
氏田「その役として小学校の卒業式にも出ました。孫が小学校入学と同時に始めて、父親の友達も誘って男性陣でやっています」
かつての「緑のおばさん」、最近全国的にも男性が多いそうです。
北野「認知症にならないためにも、年甲斐もなく生きるということをキーワードに頑張ってください」
ジムと図書館
この後、リスナーから退職後の生活についてリアクションが寄せられました。
「現在、定年退職時の有休消化40日です。本当に暇すぎました。2月、3月と寒すぎて、ようやく先週から暖かくなり、趣味の筏釣りができると思ったらあと4日で終わりになります。
4月1日からは新天地で働き始めますが、定年退職を迎えられた方々は、何をどう過ごされているのでしょうか。
ゴルフもやりますが、毎日行くわけにもいきません。2月は3ラウンド、3月は4ラウンド行いましたが、1年356日のうち定年退職された方はどう過ごしているか聞かせていただきたいです」(Aさん)
氏田「ジムに来ている方は多いですね」
北野「ジムと図書館は多いです。隣にあったりします。涼しいし。謹慎中、ジムと図書館ばっかり行ってました。約8か月間は。ジム、図書館、ジム、図書館の繰り返しでした」
結局働いている
「私は50歳で早期退職しました。今年で10年目になり、ある意味古参の退職者です。
まずは図書館通いが3年、読みたい本がなくなりました。次は畑仕事、リフォームに手を出し今にいたりますが、作業しながら聞くことができるラジオにたどりつきました。家庭菜園でも借りて、ラジオを聞きながら農作業。一休みのとき投稿ってのはどうですか?」(Bさん)
「私の場合、2、3カ月は仕事から解放され、好きなことができるとウキウキしていましたが、それ以上の期間はとても無理でした。
ハローワークで仕事を探しましたが、専門的な業務が多く、一般的なサラリーマンでは採用先がありません。その後バイト程度でしばらく働いていましたが、どれもいまひとつでした。
そして70歳を過ぎたあたりから、シルバー人材センターで働いていますが、これは結構いい職場です。精神的にも肉体的にもあまりストレスはありません」(Cさん)
氏田「書道の先生とかいますよね」
特に資格や経験がなくてもできる仕事もあるので、参考にしてはいかがでしょうか。
(みず)
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