もう“アレ”にしか見えない!増えた薬の「丸、棒、丸」がくれた朝の幸せ

3月21日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、リスナーから届いた「小さな幸せ」の投稿を紹介しました。病気の治療で増えた薬に不安を感じていたリスナーが、偶然見つけた「丸、棒、丸」の並びで心が晴れるという、日常の中に潜む思わぬ発見の物語です。薬を飲む憂鬱さが「ひと笑い」に変わる心温まるエピソードに、つボイノリオと小高直子アナウンサーは驚きつつも共感していました。
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リスナーAさんは最近、「小さな幸せ」を見つけたそうです。
「私は持病の薬を朝2錠飲んでいるんですが、長期的に服用すると副作用が問題になるため、長期使用のリスクの少ない薬に置き換えることになりました」(Aさん)
新しい薬が合うかどうか様子を見るために、いつもの2錠に追加して、まずは1カプセルから試すことになったそうです。
「正直、薬はあまり飲みたくありません。新しい薬も注意書きがたくさんあって、ちょっと怖いです」(Aさん)
つボイ「薬というのは体に効きますが、副作用というのも必ず付いて回ることです」
小高「ちょっとね、細かく読むと、怖くなってくると気がありますもんね」
偶然の並びが幸せを運んだ
「正直薬あんまり飲みたくはありません。新しい薬も注意書きがたくさんあって怖いです。手のひらの上に2錠と1カプセル。今までの2錠に今度1カプセルが加わりました」(Aさん)
ところが、ここで予想外の出来事がAさんに起こります。
「1カプセルを載せて憂鬱になっていると、たまたま錠剤と錠剤の間にカプセルが挟まって、丸、棒、丸の並びになって、かわいらしい“アレ”にしか見えなくなってきました」(Aさん)
Aさんは息子に「これ何に見える?アレに見えん?もはやアレ以外の何者でもない」と見せたら、「バカじゃないの!」と叱られ、夫からも「完全につボイさんに毒されてるな…」と残念な目で見られてしまったといいます。
しかし、この偶然の発見が功を奏したようです。
「私は大変幸せな気分になり、腹をくくって薬を飲み始めました」(Aさん)
「正しく」並べて楽しむ薬時間
つボイ「(笑)そのことでや。この並びであるならば」
小高「ちょっと怖い気持ちも薄れて、楽しくなって」
つボイ「すっと飲んじゃった」
「それから毎朝、薬を手のひらの上に正しく並べ…」(Aさん)
小高「“正しく”じゃないぞ!」
「ひと笑いしてから、飲んでおります。絶対効くと思います。笑ったもん勝ちだと思います。小さな幸せをありがとうございます」(Aさん)
投稿の最後でつボイと小高にお礼を述べるAさん。この番組を聴くことで培った「ものの見方」が、Aさんに幸せを運んだようです。
「幸せになるのはいいことです」
つボイは思わず苦笑いしながら尋ねます。
つボイ「これ、私らの手柄なんですか」
小高「錠剤を並べて、下横1本で顔にするのが普通です!」
つボイ「顔に見えんのやわ」
小高「そうよ。違うの?」
つボイ「丸、棒、丸。これが何やっていうことやわ。『バカじゃないの!』息子さんの言葉ですよ。私が言ったんじゃない」
小高「でもね、幸せになるのはいいことです」
日常に潜む小さな幸せ探し。ふとした発見が思いがけない喜びにつながるという、心温まるエピソードでした。
(minto)
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