つボイノリオ、自身のラジオ番組で前立腺がんを告白。
1月27日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』で、パーソナリティのつボイノリオが前立腺がんと診断されたことを明かしました。昨年からしばしば番組を休むことのあったつボイ、リスナーに対してその理由を告白します。聞き手は小高直子アナウンサーです。
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以前にこの番組でつボイは「『お前らの番組、偏った番組ばかりしてるんじゃないぞ』とよく言われますが、小高さんが右足は捻挫、左足は剥離骨折と左右けがをして、左右ちゃんとバランスがとれてる番組です」と話しました。
この件について、リスナーからリアクションが寄せられました。
「次はつボイさんの真ん中の足にとんでもないような事態が訪れるのではないでしょうか?ポキン」(Aさん)
つボイ「私はこれを見たときに『この人は預言者になった方がいい』と思いました。というのは、お伝えしないといけないことがあります」
こう前置きして説明を始めるつボイ。
つボイ「こないだからちょこちょこと休みがありまして、ずいぶんご迷惑をおかけしました。今後も休むときがあるので、はっきりひと言お断りをしないといけないと思いました。
結論からいうと、私、前立腺がんと診断されました。これからお休みをすることもあるので、まずは皆さんにお伝えしないといけないと思いました」
ほぼ転移しないがん
つボイの話は続きます。
つボイ「私も最初、がんということで『あっ』と思いましたが、前立腺がんを患った方がいろいろ周りにいて、聞いたところ『ふーん、そうか』で終わりです。知っている人はみんな『前立腺がんで死んだ人はいない』と言います、最近は。
というのも、がんは変化していく、膨らんでいく、他に転移していくものです。ところが前立腺がんはほとんど転移しません。
私がまず最初に先生に言われたことは、『あなたはがんですよ。方法が3つあります。1つ目、何もしないこと。2つ目、手術すること。3つ目、薬と放射線治療。この3つがありますが、どうしますか?』です」
微妙な75歳
つボイ「がんで『何もしない』ということはあるのですかと聞いたら、このがんはあまり変化しないそうです。
10年くらい放っておいてもそのままなので、90歳のおじいちゃんが前立腺がんになったとき10年後くらいに何かになるかもしれない。そのとき100歳です。
だからもしいま90歳なら、何もしないことを勧めます。『つボイさんは75歳。微妙やな』と先生が言いました」
その結果、つボイは3番目のホルモン剤と放射線治療、陽子線治療の選択をすることにしました。
今後その治療が放送時間と重なるとき、休みを取ることになります。
判明の経緯
がんとわかった経過を明かすつボイ。
毎年前立腺の腫瘍マーカーを計っていたつボイ。
その値が、3年前に2.7、2年前が2.1、昨年8月が4.0。これが正常値の一番ぎりぎりとなりました。
そこで9月、10月と測ったところ、4.0を超えてしまったそうです。
そして番組を休んで生検組織診断をしたところ、初めてがんが見つかったとのこと。まさに早期発見、早期治療です。
これからも経過を報告
この報告に、リスナーからリアクションが寄せられました。
「見事な発表でした。3月のリスナーツアーも行われるということで、ある意味安心です」(Bさん)
つボイ「小高さんの方がむしろ心配です」
小高は新年早々、右足と左足に捻挫と剥離骨折をしていました。
小高「(リスナーツアーの時には)ギプスは外れていると思います(笑)」
つボイは最後にこのように締めました。
つボイ「戦争体験や災害にあったときの体験と同じように、病気になったら、どうしてこの病気になったか、病気になったらどうしたらいいかとか、これからおいおい健康な人に伝えたいと思います」
(みず)