中日・梅津晃大投手、飛躍の年へ!登場曲「Stronger」が背中を押す
CBCラジオ『ドラ魂キング』、音楽好きで中日ドラゴンズビギナーの佐藤楠大アナウンサーが、普段は一部分しか聞かない選手の登場曲を深掘りして紹介する「佐藤楠大のウォークアップソング」のコーナー。1月23日の放送では、梅津晃大投手の登場曲、The Scoreの「Stronger」を取り上げました。
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先日、リスナーから「自分の登場曲を選ぶなら?」と質問されたとき、佐藤は即答できませんでした。そのとき、選手たちが登場曲を選ぶ難しさを実感したそうです。
好きな曲はたくさんあっても、一曲に絞るのは簡単ではありません。選手たちは、球場が盛り上がり、自分のテンションも上がる曲という方向性で選んでいるのだろうと佐藤は考えました。
梅津投手は2018年のドラフト2位で東洋大学から中日ドラゴンズに加入、25年シーズンでプロ7年目を迎えます。
2022年シーズンにトミー・ジョン手術を受け、24年シーズンは完全復帰を果たし、14試合に先発して2勝8敗を記録しました。
先発陣の安定が課題とされる中日において、梅津投手は25年シーズン、中6日でローテーションを回せる投手陣の柱として期待されています。
監督のアドバイスで減量
佐藤は梅津投手について「スラッと高身長で甘い雰囲気を漂わせるお兄さん」という印象を持っています。
オフシーズン中、ナゴヤ球場での自主練習で梅津投手を見かけるたびに、より一層スラッとした印象を受けた佐藤は、トレーニングの方針について質問しました。
梅津投手によると、井上一樹監督から「もう少し絞った方がいい」とアドバイスを受けたそうです。
ただし、無理に体重を落とすようなメニューは組まず、ウエイトトレーニングを控えめにし、食事に気を配りながら、ジャンプ系のトレーニングを取り入れているとのことでした。
その結果、数キロの減量に成功したといいます。普段行なっていたウエイトトレーニングの時間をジャンプ系のトレーニングに振り替えたことで、自然と体重が落ちていったようです。
ジャンプで球速アップへ
梅津投手は、高さ100センチほどのハードルを一回のジャンプで飛び越える。これを短いスパンで何度も繰り返すトレーニングを行なっていたそうです。
「あの大きな体格でありながら、ハードルを軽々と飛び越える姿からは、素晴らしい瞬発力と体の使い方、そしてパワーを感じました」と佐藤。
地面からの力を効率的に活用するジャンプトレーニングを重点的に取り入れているということは、投球時に地面からの反力をしっかりと受け止め、より球速アップを目指すための取り組みだと考えられます。
決意を込めた登場曲
梅津投手の登場曲は、The Scoreの「Stronger」です。
The Scoreは2011年にニューヨークで結成され、現在はロサンゼルスを拠点に活動しているアメリカのロックデュオ。「Stronger」は2018年にリリースされたシングルです。
タイトルの「Stronger(もっと強く)」が示す通り、これは「再起を誓う曲」です。
サビの前に繰り返される「Bet you didn't think that I'd come back to life(俺が生き返るとは思っていなかっただろう)」「I'm not dead(俺はまだ死んでない)」というフレーズ、そして続くサビで力強く歌われる「Stronger(もっと強くなる)」には、「俺はまだ終わってない、これからもっともっと強くなってやる」という決意が込められています。
トミー・ジョン手術から復帰した梅津投手のシーズンにぴったりの決意が込められた1曲。「ここでは終わらないぞ」という覚悟が込められた曲です。
2025年シーズン、梅津投手のフル回転での活躍に期待が高まります。
コーナーの最後に梅津晃大投手の登場曲、The Scoreの「Stronger」をオンエアしました。
(minto)